私は思わず綺麗過ぎて見惚れてしまった。
「わん!わんわん!!」
見惚れていたせいで力が緩んでいたのかリードを離してしまい、はるたろうがその金髪の彼へと駆け寄って行った。
「うわっ、え、なに?…ワンちゃん?え、どないしたん?、わわっ!ちょ、くすぐったいって〜」
はるたろうが彼に駆け寄り、男の人の顔を舐めたので男の人が声をあげた。
彼が声をあげたとき、ハッと我にかえり
「コラ!はるたろう!!なにしてんの〜!!」
と、はるたろうを叱りながら歩み寄った。
「ホンマにごめんなさい〜。」
はるたろうの側に行き、礼儀と思い彼に謝りの言葉を述べた。