いつもの散歩コースで森林の中に道があり公園や、噴水など多くの遊具などがある所へ入って行った。
いつも思うけど、ここの朝は凄く清々しい。
ランニングしている人や、同じく散歩に来ている人。トレーニングをしている人や、体操をしている人など
普段学校がある私にはあまりみれない光景で凄く大好き。
「ちょ、はるたろう!!そんな走らへんといて、どないしたん?!」
いきなりはるたろうが走りだしリードをぐいぐい引っ張って何処かに向かうようにいつも通らない道を走った。
「ハァハァハァ…もう、はるたろう違う道来ちゃったやんか〜。ばかやろう!」
と、はるたろうに投げかけるがはるたろうは一点を見つめてこちらを向いてはくれない。
私は疑問をもち、ゆっくりはるたろうが見ている方へ顔を向けた。
そこには、
椅子に座って
ゆらゆらと綺麗な金髪がゆれ
少し下を向き無表情のままで
涙を流している男の人がいた。