土曜日の朝。 「ワン!ワンワン!!」 「…ん〜、はるたろう静かにしてや〜」 「ワン!ワン!」 「…あ〜、もう分かった分かった!散歩やろ?もぉ〜」 思い身体を大きく反動をつけて起き上がった。 犬のはるたろうは嬉しそうにしていて、どこか笑っているように思える。 スッピンでマスクをして絶賛ダル着で外へ出た。 「うわぁ〜さむぅ〜。」 肩を上げブルブルと震わせて寒い冬に文句を言ってみた。