これはもしかして運命!?
さっきとは打って変わってあたしのテンション急上昇
この時点で変態さんの事なんか頭の隅にもありません

「・・・桜井さんだよね?」

「へ?」
急に名前を呼ばれてつい変な声

今度は頭の中?でいっぱい
だってなんであの人があたしの名前知ってるの?


「俺さ、桜井さんが働いてるコンビニよく行くんだよね。名前は名札見たから知ってる」
そう言って悪戯っ子みたいな笑顔にキュンってなった。

だってあの人があたしの顔覚えてて名前まで知っててくれて、あげく変態から守ってくれて


・・・・あたし幸せかも。


--------・・

「家まで送るよ」
一通りの事が終わった後あの人が言った

「えっ!?そこまでしてもらう訳にはいかないです;」
警察に事情聞かれたりしてただ今の時刻AM1:30
もうこれ以上迷惑かける訳にはいかない

「明日仕事休みだし気にしなくていいよ。それにあんな事あった後じゃ一人で帰す訳にはいかない」

「・・・で「はい行くよ〜」

あたしに反論する暇なんてなくて、そのまま家まで送ってもらった



その帰り道あたしが知った事

名前 速水 拓
年齢 26才(全然みえない)
彼女 なし
そして




ケー番。