俺にかかれば出来ない事はねぇ。


この経験から有り得ない程の自信と、副社長の座を獲得。


「マジで成功させたの!?いや…失敗して来るかと思ったわ…」

「女社長だったんだな」

「そうだよー。すげー厳しい女社長さんね。俺、苦手なんだよなぁ〜…あの人」

「cool boyって絶賛されて、向こうから仕事の話持ってきたぜ?」

「世界に通用するイケメンに育ってくれて父ちゃん安心したよ…」


単純に女社長苦手だから、俺を行かせただけかよ!



まぁ、副社長の肩書きもらえたんで…


あとは想乃が秘書になってくれれば、全て満足。


………なんだけど。


「すっ、すいません!印刷ミスしちゃいました…」

「印刷だけじゃねぇ。印鑑押す場所も間違ってる」

「ひぇぇぇ!すいません!駆琉ぅ…」

「駆琉じゃなくて…?」

「ふっ、副社長!!」


ドジ過ぎて想乃に秘書はダメだ。


アイツは事務で精一杯。


それに、どんなミスをしても想乃を溺愛してる親父が全部許す。


マジでアイツ甘やかされ過ぎ。