部屋に行ってもどーせテレビあるし。
朝からずっと放送してる特番を観ながら、ベッドでダラダラ。
ほんっとケンカもないし平和で良いわ〜……。
「駆琉ー!!」
せっかくダラけてたのに、1階から俺を呼ぶ母ちゃんの声。
絶対こき使う気だろ!?
「おい!駆琉ー!!」
「っ……なんだよ!」
「買い物行くぞ〜!」
「想乃と行けば良いだろ!」
「あ``?」
「すいません。今行きます」
年末に雷くらうのは勘弁。
おとなしく1階に行けば、果菜と楽しそうに話してる想乃。
んー………つまんね。
ぜってー荷物持ちじゃんか。
「久しぶりに駆琉と買い物行くねっ」
「そうだな。ずっと行ってねぇな」
「うん!楽しみ!」
想乃の笑顔が天使だ………。
荷物持ちでも良いから、とりあえず買い物行く。
果菜の運転で乗ったミニバン。
くっそ〜……まさか俺の想乃が助手席行くなんて……。