そんな気持ちが顔に出ていたのか


「空~!空もやっぱりいやなの?かわいそうに・・・数学係なんかになっちゃって・・・」


「空!!いやならさぼってもいいんだぞ」


そんな風に声をかけてきたのは


親友である、相沢美衣と倉木颯太君だった



美衣は、悲しそうな顔をして


「空がかわいそうだけど、私は先生といたくないから一人で頑張ってね・・・ぅぅ」


という


「・・・手伝ってはくれないってことね・・・」

苦笑いしながらそういうと


「俺も、変わってやりたいけど、部活があるから・・・だからさぼっちゃえ!!」


颯太君はそういって、私に親指を立ててグッとする