チラッと煌を見ようとすると、煌と目が合ってしまう。










そして、私はバッと目を逸らすその繰り返し。








逸らさなければいいのに、何でかな。







煌の目を見ながら話すことができない。








他愛もない話をしながら歩いていると、私の家に着いた。







あ、もう着いちゃった。








「ありがとね。送ってくれて」







「別に」






「じゃあ…また今度みんなと会おうね!



絶対に!」






「おう、じゃあな」







「うん…」






軽く手を振ってから中に入ろうと歩き始めた。








「…梨沙子」







「……えっ?」








グイッと手を引っ張られた。