悲しいと思うのは、きっと私だけじゃないと思う。
きっと、
あの頃一緒にいた皆が、今そう思ってるんだろう。
「梨沙子」
「んー?あ、久しぶりだね!煌!」
「ああ、そうだな」
そう言いながら煌は微笑んだ。
久しぶりに煌と話すと、いつも胸のあたりがぽかぽかとした感覚になる。
私は、この感覚が好き。
「あ、そういえば、何かようだった?」
「あ、そうだった。
この間さ、久しぶりに奏に会ったんだよ」
「おぉ〜今ごろ何してんのかなー」
「いつも通りぼーっとしてたよ」
「あはは!奏らしいね!」
「うん、それでさ奏もこの間茉美に会ったらしくて」
おぉ、何という繋がりなんだ!
やっぱり運命ってやつなのかな…?
なんか嬉しい。
「その時にまたこの4人で集まらないかだってさ」
「いいね!大賛成だよ!
あ、でもプリンセスコンテストが終わってからかな?集まるのは」
「まあ、そうだろうな」
「じゃあ、さっそく茉美に連絡しとかないと!」
じゃないと、日程埋まっちゃう!