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メールの着信音が鳴り響く。


送り主は、大好きな凛からだ。


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宛先:律

明日の記念日…デートしてください!
●●駅の近くにある公園の噴水の前で待ってます。
時間は11時で大丈夫かな?
待ってます。




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記念日?


…明日は1年記念日なのか。


それすら忘れてた。


迎えたデート当時。


俺は、張り切ってた。


でも、目の前の女は、通行の邪魔して…


「おい。退けよ。邪魔」


女の肩を少し押して歩き出すとー


「律。私の言うとおりしないとこの子…どうなっても知らないよ?」


怪しく笑ってるこの女。


多分、昔遊んでた女の1人だ。


凛に手出されないためにも仕方なく着いて行く。