季節は雪が舞う冬の下旬。


いつもの様に席に座り香奈美と話す。


律にはたくさんの女の子。


何処にいても、どこをみても同じ光景で…。


見慣れた風景。


「ねぇ。悪い事は言わないけど、そんなに辛いなら別れたら?」


香奈美に言われ俯く。


確かに辛い…。


苦しい…。


どんなにもがいても、律が私を見てくれる事はなくてーーーーー。