捨てられずに残ったままの兄からの最初で最期の手紙。
兄が死んでからもう5年。
19歳になった私はある目的のために警視庁捜査一課7係の刑事として働いている。
目的は復讐。
兄を殺した警察は誰なのか。
隠蔽された事件なんてやまほどある警視庁の中の資料を片っ端からこっそり読むのは大変だった。
でも、1年かけて頑張った機会があった。
みつけたんだから
犯人を。
犯人は、警視庁のおえらいさん
刑事副部長…
だったとはねえ…
その息子が奇遇にも同期だったことは
神様が復讐を応援してくれてるからかもしれない…とおもったのは私だけだろうか。
「ね、あんたってさ、俺と同じとこだよね?名前何?あ、俺は晴!よろしくな!!」
こいつが息子。
「私は長谷川梓。よろしくね」
さて。
復讐、はじめますか。