「俺って…重荷じゃない?」

和樹の言葉にお父さんは目を見開いた。

「和樹…!!!! 何を言ってるんだ?!」

そのとき、和樹が玄関へと走って家を飛び出した。

「かず…!!!!」




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「かず…!!! 待って!!! 待ってよ!!!」

私は和樹の腕を掴んだ。