また走るはめに…


息が上がる。


そして、発作になる。


ほんとに潰されそう。


そっさに陰にかくれて薬を出す。


舌の下にのせてしばらく待つ。


「大丈夫……ですか?」


聞いたことある声…


ふと上を見ると、傘を貸してくれた人。


「中原さんだよね?こないだ傘貸した人…」


「なぜ……ツ…名前を知ってるの?」