ピッピッピッピッ…




規則正しい音で起きた。


「和美、起きた?」


涙目のお母さんが私に言ってる。


「うん…」


「和美さん、起きましたか?」


モニターと呼ばれるものを外して、


「あっちの部屋に来てください」


って言われた。


いつの間にか、体は軽い。