浩太side


目の前にあるのは、ドクドクと体から血を流してる和美。


いつのまにか、和美を好きになり、


いつのまにか、和美と呼んでいた。


病院の前は先生と野次馬で溢れ返っている。


和美は緊急手術をすることになる。


両親にも電話したが、お母さんしか来ない。


「おかあさん、あと浩太もおいで…」


「はい」


先生の後ろをついていく。


そして、小さな部屋に入った。