このお店でバイトをしよう、と思ったのは、コーヒーが好きだから。
そして、もうひとつの理由。
それは、私がお客さんとしてここに来た時に見たスタッフに憧れたから。
仕事を要領よく、スマートにこなし、無駄のない動きでキビキビと働いていたその人を、私は最初、店長かな、と思っていたほどだ。
私はカウンターの前に座って、しばらくその人の動きに見とれていた。
女の人なのに、『かっこいい』と思った。
飲み終えたグラスを返却し、店を出る時に、その人が私に向かって、
『ありがとうございました!!』
と、笑顔で言ってくれた。
さっきまでかっこいい、と思って見ていたのが嘘みたいに、かわいい笑顔だった。
まるでひまわりみたいに、明るくて、私まで笑顔になってしまうような。
自動ドアを出る時には、もう私は絶対にここであの人と働く、と心に決めていた。
そのスタッフこそが、杉下さんだった。
そして、もうひとつの理由。
それは、私がお客さんとしてここに来た時に見たスタッフに憧れたから。
仕事を要領よく、スマートにこなし、無駄のない動きでキビキビと働いていたその人を、私は最初、店長かな、と思っていたほどだ。
私はカウンターの前に座って、しばらくその人の動きに見とれていた。
女の人なのに、『かっこいい』と思った。
飲み終えたグラスを返却し、店を出る時に、その人が私に向かって、
『ありがとうございました!!』
と、笑顔で言ってくれた。
さっきまでかっこいい、と思って見ていたのが嘘みたいに、かわいい笑顔だった。
まるでひまわりみたいに、明るくて、私まで笑顔になってしまうような。
自動ドアを出る時には、もう私は絶対にここであの人と働く、と心に決めていた。
そのスタッフこそが、杉下さんだった。