これからも…ずっと…
ずっと…続くと思っていた
幸せな時間は
儚くも崩れた

一緒に過ごした時間
幸せだった
でも幸せだと思っていたのは
私だけの思い

幸せをかみしめているだけで
精一杯で
未来のことまで
考える余裕がなかった

幸せは…
いつまで続くかわからない
だからこそ
今を楽しもう

今の幸せが続くって
誰も保証してくれないんだから
時間をムダにさなんてしない

過去は変わらないけど
今も未来も変わるんだから
ここからが始まり
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春人と別れて、浮気相手に嫉妬して
こんなんじゃダメだ

少しずつでいいから、頑張らなくちゃ
でないと、いつまでたっても何も変わらないまま…それじゃいやだ

幸せな時間は、いつまでも続かない
好きな人と付き合えて、よかった
幸せだった時間は、嘘ではないから
いつまでも、過去にとらわれてはダメだ
今…ではないんだから

過去は変わらないけど
今も、未来も変わるんだから
ここから始まるんだ

何…やってんの…
どうしよう…

伝えるべき…じゃないよね
だったら…いっそ…このまま…
消えてしまいたい
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朝ご飯のあと、気持ち悪くなった
風邪ひいたかな…?
でも、他に症状もないし…

ママが検査薬を買ってきた
えっ…赤ちゃん…

ママ「やっぱり…病院行きましょう…」
愛里「………うん」

結果は…やっぱり…

ママ「春人くんに言わないと…」
愛里「言えない…私達…別れてるから…」
ママ「別れてたの?でも、言ったほうがいいわよ」
愛里「言えない…ハルくんは、他の人と付き合ってるから」
ママ「別れたばっかりなのに?」
愛里「別れる前からつき合ってたみたい…」
ママ「愛里はどうしたいの?」
愛里「1人手産んで、1人で育てる…」
ママ「そう…ここで?」
愛里「どこか他の所に行って、働きながら育てる」
ママ「パパのところかおじいちゃんのところに行く…?」
愛里「迷惑じゃないかな?」
ママ「連絡してみる」

ママが連絡してる…

ママ「パパが部屋はあるし、今すぐきていいって…教室のことは頼んでくるから、今から行きましょう」
2人で、パパのところに行った

好きな人と過ごす未来
そんなの無理だよ
奇跡に近い

だって…
妹なんだから…

これは夢じゃない?
なんて幸せなんだろう
すっとこの幸せが続けばいい
幸せで気持ちがフワフワする

キミは…ただ
そばにいてくれるだけでいい
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心の中にしまって、鍵をしめた想いをかかえる詩音

仕事が終わり、夜、家に帰ると、愛里がいた
どういうとこ?

愛里がいる理由を聞いた
それよりも、一緒に住むことが嬉しかった

愛里「これからよろしくね」
詩音「何かあったら、言えよ」
愛里「もうご飯は食べた?」
詩音「ん?食べてきたよ。」
愛里「そっか…」
詩音「どうした?」
愛里「夕飯作ったんだ…」
えっ…知ってたら、食べてこなかったのに…
詩音「知らなかったから、ごめん」
嬉しいけど、胸が苦しくなった

やっぱり、胸がキュンとなる
すげーかわいい

愛里…ただそばにいてくれるだけでいい
俺のそばにいてくれるだけでいい



なんだか…俺だけ
おいてけぼりな感じ

彼女とのつながり
簡単に切れてしまった

ねぇ…
どこに行ったの?

逃げたら…
どこまでも追っかけるよ
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遠くから見ているだけでもよかった

なのに、愛里がいなくなった
高校もやめて、家からもいなくなった
どこに行ったんだ…

愛里がいなくなった理由も、どこにいるかも知らない春人

俺、わかったんだ。愛里を失うことが一番怖いことだったんだ
だから、今、何も怖くない

愛里を取り戻すためなら、俺は何でもやる
逃げるのなら、どこまでも追いかける
逃がさないよ
俺から逃げるなんて、許さないよ

俺が…俺が…一番愛してる
誰にも渡さないよ


新しい生活
俺にはちょっとまぶしすぎる
お前がキラキラしているから

できる限り一緒にいるから
寂しい思いなんてさせないから
笑っていて

ヤバ…
なんでこんなにうれしくて
ドキドキしてんだよ

これからは
めいっぱい幸せにするよ
だから…泣かないで
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家の中に花が咲いたように、明るい

一緒にいるだけで
優しくて、あったかくてまったりと過ごす時間
他愛もない話をしてり、、こんな時間がずっと続けばいいな…

愛里がきてから、感じる想い
初めて大切にしたいと思った
俺の全てをあげる

愛里、俺がいない間…本当に平気なの…か?
俺は、全然平気じゃない
愛里おいると、勘違いしそうになる

女の子なんて、何とも思ったことはなかった
今までは…

まだ始まったばかりの新しい生活

この先…
何が待ってるんだろう?

未来のことを考えて不安になる
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パパも、しーちゃんも優しいね
何もなかったように、他愛もない話をして
トゲトゲしていた心を癒してくれる

でも、この関係がずっとって…なんて想像できなくて、不安になる

ピアノがあったから、気分転換に優しいメロディーの曲を作ってみた
しーちゃんのイメージ

威厳のある感じの曲
パパのイメージ

そんなことをしているだけで過ぎていく時間

曲を聴いて、しーちゃんが詩を作ってくれて
2人で歌ってみた
ふふふ、楽しいね

パパがおもしろがって、ネットにアップした
誰も聞かないって…

忙しくて
なかなか会えないキミを想いながら

キミの笑顔の写真を見つめるだけで
元気になれる

早く会いたい
胸がときめく

愛おしくて
あたたかい
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仕事が忙しくて、愛里との時間があまりとれない詩音
携帯の笑顔の愛里の写真を見ると、それだけで元気になれた

接すれば接するほど好きになっていく
困ってんだから…

大切なひとがんばり心の中にいるから、俺はいつだって幸せでいられる

愛里がいないと、何もできない
愛里を忘れない
ずっと…一緒だよ

愛里が優しくしてくれて、毎日一緒に過ごしてるなんて、夢のようだ
毎日が楽しい

この場所を守るため、俺にできること全部やる
大事にしたいから

愛里と一緒ならずっとあったかい


ねぇ…
私…ここにいてもいいの?

やっと見つけたよ
私の居場所
笑みがこぼれる

あの人への恋心なんて
吹き飛ばすような
ステキな場所
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ここにきてから、一度も泣いてない
毎日楽しい

ずっと、ここにいたいな

詩音こ想いに気づいていない愛里だけど
一緒にいることに幸せを感じていた
ずっと一緒にいたのに
伝わらない想い

あなたの心の中には
今もあの子がいる

涙が出るくらい好きなの

またそばにいられる?
話せないだけでつらいの

どうしたら
好きになってくれる?
どうしたらいいの?

今は…
そばにいられるだけでいい
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春人が今も好きなのに、春人は今もあの子を忘れていない
そばにいれば、いやでもわかる

大学のみんなて出かけても
遠くを見てる
こんなに近くにいるのに

あの子かいなくなったら、付き合えるって勝手に思っていた

わからない
今まで信じていたことがひっくり返って、よくわからない
私はこれからどうすればいいの?