いつも一緒にいたかった
隣で笑ってくれるだけでよかった
今はもういないキミ

今でも…キミしかいない
今も好きなんだ
キミじゃなきゃダメだ

もう一度やり直そう
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一時的に愛里と離れても、もう一度やり直せるんじゃないかと思っていた

愛里の家に行くと、詩織の家にいると聞いて
詩織の家に行く春人

春人「久しぶり、話があるんだけど…」
春人の胸元には…昨日の人と同じネックレス…
愛里「私は話なんてない」
春人「こいつ、ちょっと借りるから」
詩織に声かけて
春人「ちょっと、きて」

近くに止められていた春人の車に連れて行く

春人「俺と一緒にいるのいやなのか?」
愛里「今は一緒にいたくない」
春人「やり直そう」
愛里「もう無理だよ。絶対に…」
拒絶の言葉を残し、愛理は去っていった

車に置いてあったプレゼントを渡すこともできないまま、立ち去る愛里を呆然と見送った

本当に終わったんだ
なんで…

信じることができない
好きなのがつらい
全部が苦しい

なんで…いまさら
優しい言葉…
勘違いしそうになる

罪作りな
意識してなさそうな分
罪なんじゃないかな

好意を抱き
たくさん傷ついてきたから

サヨナラ…
もう二度とこんな思いはしたくないから
別れの言葉を告げた
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なんて会いにきたの?

胸元に光るネックレス
こんな時にもつけてるんだね

やり直そう…って言葉も、心に届かない

メールじゃなくて、口に出して伝えた
別れの言葉

好きだつた人
私だけの人じゃないんだ
もう、後戻りなんていない

詩織に別れを告げたことを話した


綺麗な人
私より
あーゆう人の方がいいよね

でも…
嫉妬したって
何も変わらない

誰かに嫉妬する前に
自分の心を磨こう

今のままじゃ
前の私と変わらない
このままじゃだめだね

ちゃんと向き合おう
このままだと
きっと後悔するから
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春人のことよりも
相手のことに嫉妬している
黒い心…

このままじゃだめだね
愛里は前向きに進もうともがいていた
キミがいなければ
オレは…
ずっと闇の中
キミがいなければ
光が見つからない

キミは…
オレの心に輝く太陽だった

今も好きなんだ
キミはオレの中で
今も輝き続けてる

キミと出会い
キミと別れ
暗闇の中
ひとりぼっちで
キミを探し続けてる

キミの笑顔を
キミの透き通るような声を
キミの温もりを
思い出しては…
胸が苦しくなる

オレダケのものじゃないなら
せめて誰のものにもなるな
______________________________________________
別れを受け止められずに
春人の想いは暴走しはじめる

何をする気にもならず
愛里の家をずっと眺めていた

まるでなにごともなかったように
いつも通りの笑顔で、母親とでかける愛里
俺と別れたことなんて…どうでもいいの…か?

あの笑顔が…俺にはまぶしすぎる
俺の隣で笑っていてほしかった


玉砕した方があきらめられる
傷は浅いうちのほうがいい
ふられてしまったんだから
あんな時間はもう終わり

もう…大丈夫
私は強くなれる

もう終わってしまったんだから
全てが過去

一歩踏み出せたら
自分に「おめでとう」って言えるから
勇気を出して歩き始める
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過去を断ち切るように、愛里は髪を切る
もう三つ編みはできないな…


あの頃の2人の写真…
見ているだけで
胸が痛くなる
切なくなる

また…
あの頃のように
ただ…
あの頃のように
仲良くしたい

俺とちゃんと話をしようとせず
1人で勝手に
なんで…

暴走しそうになる
今も好きなんだ
______________________________________________
愛里が学校帰りに詩織と美容院に入っていった
出てきた愛里は髪を切って、三つ編みじょなくなっていた
すげーかわいい
この姿を他の男も見る…のか?

このまま…連れ去りたい

暴走しそうになる

髪を切った愛里こ写真を撮って、帰った

初めて会った…あの日から
…十年以上…
ずっと…好きだったんだ
ずっと…忘れられなかったんだ

誰よりも好きだから
ただ…信じていた

大切な…
大切な…キミを
心の底から愛していた

でも…叶わなかった

…そう
それでも…信じていた
いつかは…気づいてくれるって
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かわいい子がいるって、噂を聞いた
トーマにとっては、何の興味もなかった

学校帰りに噂の子を見かけた…
愛里だった
髪を切って、眼鏡もはずして
子供の頃会った…愛里

なんで…急に…?
トーマ「愛ちゃん、髪切ったんだね。失恋でもしたの?」
期待を込めて、話しかけた
愛里「…うん…そうなんだ…」
本当に…?
トーマ「そういえば、今はバイトしてるの?」
愛里「うん、ショッピングモールの中華のお店でバイトしてるよ」
トーマ「そうなんだ…」
愛里「トーマくんは、今もあそこでバイトしてるの?」
トーマ「してないよ、夏休みだけバイトしてたから」
愛里「そうなんだ」

久しぶりに話す愛里は、やっぱりかわい
今、フリーなら…
まだチャンスある…かな?


俺…キミに片思いしていた
高校生のときから…

やっとのことで叶ったのに
キミの言葉がショックで忘れられない
もう誰も好きになれない

夢見ていた
大好きなキミと
ずっと幸せで
ずっと一緒に過ごす未来
もう…かなわない
現実を突きつけられて

無邪気な笑顔
今更後悔しても遅いけど…
俺以外の男に見せるなんて
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愛里が男と笑顔で話してる

愛里を今も好きな春人

ずっと…このままなのか?

春人と愛里のあいだには
見えない線ができて、越えることができない

ただ…見ていることしかできない

これからも…ずっと
いつも…
愛里が
誰かと
楽しそうにしてるのを
見る…のか

夢見ていた未来
愛里はもういない
現実を突きつけられて




街の灯りにうつる
キミの横顔
まぶしすぎる

胸のトキメキ
恋の音

キミがいる限り
恋の嵐はやみそうにない
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久しぶりに大学の友達と出かけた春人

街の灯りに照らされる愛里を見かけた
ドキドキする
やっぱりかわいい

周りの友達のことなんて忘れて
愛里を見ていた

視線に気づいた…のか?
こっちを見た
うれしくなって、笑いかけようとした

まるで知らない人…他人…
そんな顔をして、詩織と2人でいなくなった

他には何もいらない
俺には愛里しかいないんだ

追いかけようとした
大学の女に手をつかまれ
「ハル、何やってるの?みんな、もうあっちだよ」
「触るな…」

もう…愛里がどこに行ったのかもわからなくなっていた
くそっ