やっと気づいた
自分の気持ちに…
バカだなぁ…俺…
今頃になって気づくなんて
自分の居場所は自分で決める
恋人になれなくてもいい
友達でもいいから
もう一度会いたい
あの頃はよかった…な
もう一度…あの頃に戻りたい
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愛里と別れてから、どれくらいたったのだろう?いくつもの季節が過ぎ…愛里がいない日々を過ごし、仕事はうまくいってるけど、心は満たされない
何もかもがイヤ…どんどん声も出なくなっていくのに、沢山の仕事…一生このまま?
あの頃はよかったな…思い出すのは仕事をする前、みんなで過ごした日々、あの頃に戻りたい
そう思っているのは、俺だけじゃなかったんだ
話し合った結果、バンドを解散した
懐かしい…あの街に戻ってきたけど…
今まで通りにいくはずもなくて
何をしたいのかも、わからなくなってきた
でも、愛里に会いたい気持ちだけは変わらなかった。
久しぶりに会った愛里は、ますます可愛くなっていた。あの頃と同じ笑顔。また笑いかけてくれるなんて、夢のよう…
ずっと忘れられなかった笑顔。俺、この笑顔が一番好き
恋人になれなくても、また会いたい
「バンドやめたんだね。これからどうするの?」心配してくれるのがうれしい
「まだ決めてない。これから考える…」
「同じだね…」
「一緒に音楽…やる?」ふざけて言ってみた
「そうだね…それもいいね…」
え……
「曲なら、作ってもいいよ。ちょっと待っててね…」何か持ってきた
「この間までフランスに行ってたんだけど、あっちで作った曲があるの…」
沢山の楽譜…「こんなに…」
「時間だけはあった…から」
愛里が作詞作曲…楽譜を見ながら歌ってみた
このところのスランプが嘘のように…声が出た
「昔よりうまくなったね」笑顔で言われ
やる気が出てきた。単純だな…オレ
久しぶりに会ったあなたは優しくなった
ううん…違うね
前も優しかったけど
前よりも優しくなった
昔のように笑いかけてくれるの?
もう一度…
あの頃のように…
もう少しだけてもいいから
一緒にいたいな
離れていた2人の距離は
緩やかに近づいた
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バンド活動するために別れた…
あれから別々の道を進んでいた
久しぶりに会ったのに、昔のように笑いかけてくれる
これからどうするか悩んでるのも、一緒なんだ
離れていた2人の距離は緩やかに近づいた
フランスで暇だった時に作った曲
もし、歌ってくれるならうれしいな
彼女の笑顔が
俺の心を満たしてくれる
いつも…彼女がいてくれたら
俺を支えてくれる
幸せな時間が過ぎるのは速くて
できることならもっと一緒にいたいけど
もう俺を好きになんてならなくていい
俺のそばにいてくれるなら
それだけでいい
どんなに冷たくされてもいい
この距離にいられるなら
今のままでいい
彼女を失うのはもうイヤなんだ
彼女といると安心できる
ようやく…また彼女と再び出会えたのだから
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また愛里のそばにいられることがうれしい
本当はもっと会いたい。一緒にいられる時は、もっとゆっくり過ごしたい
気まずくなるより、今のままでいいから一緒にいたいよ。また一緒にいられてうれしい
どうしよう…すごくうれしい
俺の…大切な…人…
だけど…俺は気づいていた
彼女は…俺のことなんて…
もう好きじゃないんだ…って
心を締め付けるような痛み
だけど今は…彼女達と一緒にいられる
いまだに信じられないくらい幸せ
俺をこんな気持ちにさせてくれるのは…
彼女だけなんだ
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東京のマンション
防音になってるから、歌っても大丈夫
キーボードで愛里が弾いてくれる曲を歌う
ただ…それだけなのにうれしい
どうしようもなく、心が揺らぐ
また甘えが残ってる
また、隣に戻ってくれるかも
俺にしときなよ。浮気するアイツらより、大事にするから…って言いたいけど言えない
今のままなら、一緒にいられる
結局は自分が傷つきたくないだけ、わかってる
傷ついてまで恋愛するなんて無理
愛里がいなくなってから、ずっと辛かった
もうあんな暗闇を1人で歩くのは嫌なんだ
少しでも…
あなたの心の支えになれたらいいな
全然頼りないかもしれないけど
あなたの存在を
前よりも近くに感じていた
でも…もう離れなきゃ
離れたら
あの時みたいに二度と会えなくなる
あまりに寂しいなぁ
再確認した
遠い人なんだなぁ
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今日も歌の練習を手伝うつもりで、マンションにむかっていた。その途中で、あのバンドのマネージャー…に会った
バンドは解散したけど、事務所をやめていないことを聞いた。そして、二度と会わないでと言われた
私、バカだなぁ
彼のためと思っていたのに、あの時みたいに邪魔なだけの存在なんだと思い知った
「ごめん。もう会えない」メールを送った
傷ついた心を癒してくれる優しい手に甘えた。
ここは私のいる場所じゃないんだ。もう恋してはいなかったけど、甘えるべきじゃなかった。
再確認した…遠い人なんだ…
つらい
あんなに幸せで楽しかったのに
あっけなく終わってしまった
ズキズキと胸が痛む
苦しくて
悲しくて
どうにかなりそう
切なくなる
溢れる涙
簡単にはキミを手離せない
そんなの無理だ
またキミを失ったら
生きてはいけない
それくらい大切で
かけがえのない存在だったんだ
お願いだから…
離れていかないで
無理だ…無理だよ
今もこんなに好きなのに
こんなに想っているのに
また離れていってしまった
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今も変わらずに愛里が好き。でも、気持ちを押し殺して友達としてでもいいから、一緒にいることを選んだのに、愛里が離れていってしまった
どうして…涙がこぼれる
別れたあとたっつて、本当は誰にも渡したくなかった。噂を聞くたびに、辛かった。そんなこと、お前は全く知らないだろう…
再会して、また一緒にいてくれて幸せだったのに…愛里がいない…どこにもいない…ねぇ、どうして?悲しくて、全部どうでもよくなった
私の気持ちなんか意味なかったの
一生懸命がんばったのに
私なんて…
誰からも必要とされてないんだ…ね
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曲を作ったりして…
自分を必要としてくれてると思って、嬉しかったのに、本当は誰からも必要とされてないんだ
何もする気持ちになれずに窓から景色を眺めていると、涙がこぼれ落ちた
できることなら…
彼女と別れる前から
やり直したい
今でも彼女が好きなんだ
ずっと変わってなんかない
彼女じゃないとダメなんだ
彼女と一緒にいられるだけでよかった
それでも…
手に入らないんだね
彼女がいなくなるなんて考えたくなかった
今も好きであふれてる
彼女がいないなんておかしくなりそう
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本当に愛里がこない
好きになってくれなくても、一緒にいられるだけでよかったのに…なんで…
また、あの頃のように辛い
愛里が来ないだけで、おかしくなりそう…苦しいよ
愛里がこなくなってから…ずっと…ずっと…会いたくてたまらない
もし、あの時別れなかったら、俺達うまくいってたのかな?考えずにはいられない。あの時に戻りたいよ
会えば会うほど未練って募るんだ
キミと過ごすうちに
俺の想いはより深くなっていた
ごめん…あきらめてあげられない
幸せだった日々の思い出が
俺に勇気をくれた
今まで沢山あきらめてきたけど
もうあきらめたくない
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諦められない想いがある
2人で過ごした日々。忘れられなかった
もう会わないって言われたからって、諦めるものか。会いに行くよ
愛里が住んでる東京のマンション
心なしか元気なさそう
やっぱり、マネージャーに何か言われたんだ…
「そんなのもう関係ない。会わないなんて言うな」ちょっと強く言う。会わないって言われて辛かったんたから、怒ってるんだから…優しくなんて言えない
「でも…迷惑かけたくないの…」
「迷惑なんかじゃないよ。もう別れてるし、仲のいい友達に戻って…いてあげたかったけど、もう我慢できない」
気持ちなんか聞かない。強引にキスをする
「あの日の恋の続きをしよう」
あの後、彼ができたって聞くたびに辛かったんたから、この先…また彼ができたらやなんだ