こんなにも大事にしてくれてたんだね
不安になる必要なかったんだね
どうして…こんなにも愛にあふれてるんだろう
好きを忘れないでくれてありがとう
あきらめないでいてくれてありがとう
私のバカ
なんでもっと早く気づかなかったの?
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仕事が早く終わったおじさんが、おばさんを迎えにきた。愛里がいることにきづいて「ここにいたのか…」また、ここも出て行かなくちゃいけないの…かな?と、覚悟を決めた愛里
「なんで、勝手に出て行った…んだ?」
「私がいたら迷惑だと思って…」
「迷惑じゃないし、ずっといてくれていいんだよ。帰っておいで…」
「本当…は?」
「娘ができたみたいで…嬉しかったよ」と、ちょっと赤い顔をして、ボソボソと言った
嫌われてると思って、家を出た…のに、不安になる必要なかったんだね。涙がこぼれ落ちた。
愛里の頭を優しくぽんぽんとなでてくれた
結局、あの家に戻ることになった愛里
キミがいなくなってから
つまらない日々を送っていた
キミを見つけた時は信じられなかった
必死に封印していた苦しみに耐えきれず
幻を見てしまったのかと思った
幻でないとわかってからも
またいなくなってしまうかもと不安だった
キミがいるだけで
なんだか勇気と元気が沸いてくる
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昨日、ついにあを見つけた。幻を見てしまったのかと思った。また、戻ってきてくれたんだ…
再び会えたのは、運命…なのかもしれない
もしかしたら、偶然かもしれないけど…
朝、起きると愛里が朝ご飯を作ってくれていた
また、あの頃のような日々が始めるんだと思うと、嬉しかった
オレは…まだ…
キミと過ごした日々に未練がある
キミがまだ少しでも俺のこと好きなら
やり直すことだってできる
キミ次第だ
懐かしい
キミとのあたたかい時間が蘇る
あんなことがなければ
今でも…きっと…俺たちは…あのまま…
キミとずーっと一緒にいられるはずだったのに
あの頃に戻りたいよ
やり直して…
もう一度…もとの2人に…
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愛里との別れ、詩音と一緒になってしまった。
あきらめるしかないと思っていたけど、詩音の浮気が原因で別れて、フランスにいると聞いた
春人
まだ、愛里に未練がある。なかなか愛里の居場所を教えてもらえなかったけど、やっと愛里の兄に教えてもらえた。
もう一度やり直して欲しい。
愛里に会いにフランスまで行く
「私ならもう大丈夫だよ。怨んでないから、もう終わったことだから…」
そんな言葉が聞きたいわけじゃない
「あんなこともうしないから、もう一度…」
言い終わらないうちに
「冗談じゃない。あーゆーことがあったってことは事実なんだから、今更信用できると思ってるの?過去のことだけど、私の未来にあなたはいない。」
「………」何も言い返す言葉が見つからない
「さよなら…もう会うこともないと想うけど、一度は愛した人だから、幸せになってほしいから」
もう戻れない…好きと伝えても、何も変わらない。それをつきつけられただけだった
一度の過ちが全てを変えた。
どれだけ後悔しても…戻れない
キミは本当にかわいいな
好きだ…今も…
キミを心から愛してる
本気の恋
どうでもいい恋なら
悩む必要もない
本気で好き
こんなにも…
どうしようもなく…
キミに囚われている
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昨日も愛里を見に行ったアラン
多分、日本での知り合い?男と話していた。
このまま、何もしないで、見ているだけだったら、他の奴にとられてしまう?俺、やっぱり…他の奴にとられるなんてイヤだな…
こんな気持ちになったのは、初めてだ。本気の恋…
愛里に会いに行く
「愛里が好きなんだ。ずっと、一緒にいて」
玉砕覚悟で告白
もう甘い言葉には騙されない
これこらは1人で生きていく
そう思っていたのに…
もっと早く素直になればよかった
だって…
こんなにも嬉しいんだもの
結局は1人じゃ生きてはいけない
心の中にしまった恋の蕾
心のなかに花が開く
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夢かと、思った。まさか、アランが会いに来てくれるなんて思っていなかった。
いきなり「好きなんだ。ずっと、一緒にいて」
思わず「私も…私もですよ…」と、答えてしまった
今は誰よりも好き
でも…いつかは…
離れていってしまうかもしれない
前よりも愛情が減ってしまうかもしれない
不安になる
恋するハートはドキドキでいっぱい
だって…こんなにも好きなんだ
オレ…欲張りなんだ
時々…オレばっかり好きなんじゃないかって
自信がなくなる
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愛里が戻ってきてくれて、「好き」って、言ってくれた。やっと…やっと…俺だけの人になってくれた。この言葉を聞くのをどれだけ待っていたかわかるか?
俺は、もう絶対に愛里を離さない。だから、覚悟しておけ…なんて、強気に言っても、不安になるんだ。
悪い虫がつかないようにしないと…な
「お守りだよ」って、指輪を渡した
「ありがとう。ずっこけ肌身離さずっ…」
また一緒に暮らすつもりだったのに、愛里は今住んでいる家に住んだまま…なんて、どんなことがあるか不安でたまらない。だから、俺のものだって、印に指輪を…渡したんだ
常に冷静で弱みを見せない
それが俺だった
自分のペースで何にも煩わされず
何があっても感情なんて見せない
そうすれば変わらない日々が続くんでから
でも本当は?
変わらない日々なんて望んでなかった
変わる勇気がなかっただけ
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感情を見せずに冷静に生きてきたアラン
だけど、窮屈でつまらない日々
愛里と出会ってから、毎日が楽しくなった。
今までの自分なんて、もうわかんなくなる
受け止めてくれる人がいるなら、新しい自分にきっとなれる
いつも失敗してしまう恋
これ以上一緒にいたら
一番弱いところ見せちゃう…よ
そんなもの見せられない
嫌われたくないから…
あなたの
足をひっばるだけの
存在じゃなくなりたい
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愛里は、今までの失敗した恋のせいで、恋には臆病になっている。アランの甘い言葉も、愛の言葉も、注がれる愛も信じたいのに…どこか信じられずにいた。
本当はわかってる。いつも私が勝手に夢を見ていただけ。相手の気持ちも考えずに…
アランはかっこいいけど、本当はすごく優しい人だから…
アランに伝える
「もし、別れたくなったら、いつでもそうしてくれてかまわないから…」
自覚する
俺の方がいっぱい愛してる
自分に自信がなくなる
今だってキミの気持ちわからないのに
これは優しさ…それとも…
不安になる
ずっと好きで
でも手が届かなかったキミ
今は一緒にいてくれる
改めてわかったんだ
俺にはキミしかいないって
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仕事も終わり、家に帰ったアラン
声だけでも聞きたくて、愛里に電話する
声を聞くだけでも、幸せだったんだ
たわいない会話…
愛里の「もし、別れたくなったら、いつでもそうしてくれてかまわないから…」って、言われて…不安になる…俺のほうがいっぱい愛してるんだと、自覚した。
俺が別れたいって言ったら、きっと愛里は本当に別れるよね…
今は俺でいっぱいになってよ…ずっとこうしていたいな…俺のものになってよ
話しながら夜空を見上げて、キミを想う