彼女がいなくなってから…
どれくらいたった?
久しぶりに見かけた彼女
あの頃と変わらない笑顔
あの頃と変わらないかわいらしさ

一目だけでも…
会いたいなぁ…
顔見るだけ…

だけど…
彼女の笑顔を見て辛くなった
俺は会えないだけで
こんなにも苦しんでるのに
彼女にとって…

目の奥がギュッと痛んだ
頬を涙が滑り落ちて
…男のくせに…泣くな…
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愛里がいる場所を毎日探し歩いた。やっと見つけて、一目だけでも会いたかった。家をしばらく見ていると、おばあさんと車でどこかに出かけていった。あの頃と同じ笑顔…

俺のことなんて、何とも思っていないんだ…
心がどんどん痛くなる。俺の目から勝手に涙が溢れてしまう。

…畜生、こんなところで泣くなんて、ものすごくバカみたいだ…

手の甲で涙を拭い、その場から立ち去ろうとして踵を返す
…あぁ、なんてみっともないんだろう




もしかして
彼のこと好きなのかもしれない

どうしよう…
彼のこと考えるだけで
こんなにドキドキする

今さら…
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新しい生活にときめいているのも本当だけど
アランがいない生活に、感じる寂しさは…募るばかり。アランと一緒に過ごした日々ばかりを思い出す

アランが幸せになるならと、家を出たけど…
その幸せな未来には、私はいないんだ
毎日、おばあちゃんに料理をを教えてもらって幸せなはずなのに、心にぽっかりと穴があいているみたいに寂しい

もしかしたら、アランがいないから…?
…あぁ、いつの、こんなにも好きになってたんだろう…

今さら…どうにもならないのに…

こんなにも大事にしてくれてたんだね
不安になる必要なかったんだね

どうして…こんなにも愛にあふれてるんだろう
好きを忘れないでくれてありがとう
あきらめないでいてくれてありがとう

私のバカ
なんでもっと早く気づかなかったの?
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仕事が早く終わったおじさんが、おばさんを迎えにきた。愛里がいることにきづいて「ここにいたのか…」また、ここも出て行かなくちゃいけないの…かな?と、覚悟を決めた愛里

「なんで、勝手に出て行った…んだ?」
「私がいたら迷惑だと思って…」
「迷惑じゃないし、ずっといてくれていいんだよ。帰っておいで…」
「本当…は?」
「娘ができたみたいで…嬉しかったよ」と、ちょっと赤い顔をして、ボソボソと言った

嫌われてると思って、家を出た…のに、不安になる必要なかったんだね。涙がこぼれ落ちた。
愛里の頭を優しくぽんぽんとなでてくれた

結局、あの家に戻ることになった愛里

キミがいなくなってから
つまらない日々を送っていた

キミを見つけた時は信じられなかった
必死に封印していた苦しみに耐えきれず
幻を見てしまったのかと思った

幻でないとわかってからも
またいなくなってしまうかもと不安だった

キミがいるだけで
なんだか勇気と元気が沸いてくる
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昨日、ついにあを見つけた。幻を見てしまったのかと思った。また、戻ってきてくれたんだ…
再び会えたのは、運命…なのかもしれない
もしかしたら、偶然かもしれないけど…

朝、起きると愛里が朝ご飯を作ってくれていた
また、あの頃のような日々が始めるんだと思うと、嬉しかった

オレは…まだ…
キミと過ごした日々に未練がある

キミがまだ少しでも俺のこと好きなら
やり直すことだってできる
キミ次第だ

懐かしい
キミとのあたたかい時間が蘇る

あんなことがなければ
今でも…きっと…俺たちは…あのまま…
キミとずーっと一緒にいられるはずだったのに
あの頃に戻りたいよ
やり直して…
もう一度…もとの2人に…
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愛里との別れ、詩音と一緒になってしまった。
あきらめるしかないと思っていたけど、詩音の浮気が原因で別れて、フランスにいると聞いた
春人

まだ、愛里に未練がある。なかなか愛里の居場所を教えてもらえなかったけど、やっと愛里の兄に教えてもらえた。

もう一度やり直して欲しい。
愛里に会いにフランスまで行く

「私ならもう大丈夫だよ。怨んでないから、もう終わったことだから…」
そんな言葉が聞きたいわけじゃない
「あんなこともうしないから、もう一度…」
言い終わらないうちに
「冗談じゃない。あーゆーことがあったってことは事実なんだから、今更信用できると思ってるの?過去のことだけど、私の未来にあなたはいない。」
「………」何も言い返す言葉が見つからない
「さよなら…もう会うこともないと想うけど、一度は愛した人だから、幸せになってほしいから」
もう戻れない…好きと伝えても、何も変わらない。それをつきつけられただけだった

一度の過ちが全てを変えた。
どれだけ後悔しても…戻れない

キミは本当にかわいいな
好きだ…今も…
キミを心から愛してる

本気の恋
どうでもいい恋なら
悩む必要もない

本気で好き
こんなにも…
どうしようもなく…
キミに囚われている
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昨日も愛里を見に行ったアラン
多分、日本での知り合い?男と話していた。
このまま、何もしないで、見ているだけだったら、他の奴にとられてしまう?俺、やっぱり…他の奴にとられるなんてイヤだな…

こんな気持ちになったのは、初めてだ。本気の恋…

愛里に会いに行く
「愛里が好きなんだ。ずっと、一緒にいて」
玉砕覚悟で告白
もう甘い言葉には騙されない
これこらは1人で生きていく
そう思っていたのに…

もっと早く素直になればよかった
だって…
こんなにも嬉しいんだもの

結局は1人じゃ生きてはいけない

心の中にしまった恋の蕾
心のなかに花が開く
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夢かと、思った。まさか、アランが会いに来てくれるなんて思っていなかった。

いきなり「好きなんだ。ずっと、一緒にいて」
思わず「私も…私もですよ…」と、答えてしまった

今は誰よりも好き
でも…いつかは…
離れていってしまうかもしれない

前よりも愛情が減ってしまうかもしれない
不安になる

恋するハートはドキドキでいっぱい
だって…こんなにも好きなんだ
オレ…欲張りなんだ

時々…オレばっかり好きなんじゃないかって
自信がなくなる
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愛里が戻ってきてくれて、「好き」って、言ってくれた。やっと…やっと…俺だけの人になってくれた。この言葉を聞くのをどれだけ待っていたかわかるか?

俺は、もう絶対に愛里を離さない。だから、覚悟しておけ…なんて、強気に言っても、不安になるんだ。

悪い虫がつかないようにしないと…な
「お守りだよ」って、指輪を渡した
「ありがとう。ずっこけ肌身離さずっ…」

また一緒に暮らすつもりだったのに、愛里は今住んでいる家に住んだまま…なんて、どんなことがあるか不安でたまらない。だから、俺のものだって、印に指輪を…渡したんだ



常に冷静で弱みを見せない
それが俺だった

自分のペースで何にも煩わされず
何があっても感情なんて見せない

そうすれば変わらない日々が続くんでから

でも本当は?
変わらない日々なんて望んでなかった

変わる勇気がなかっただけ
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感情を見せずに冷静に生きてきたアラン
だけど、窮屈でつまらない日々

愛里と出会ってから、毎日が楽しくなった。

今までの自分なんて、もうわかんなくなる

受け止めてくれる人がいるなら、新しい自分にきっとなれる