ようやく叶った日常
平穏な日々
2人とも相変わらずで
穏やかな日々は変わることはなかった
これからはキミと
ずっと…
キミと2人で
キミの手を離さない
ずっと…ずーっと…
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愛里と一緒に過ごす日々
今までに感じたことがない安らぎ
これからも、ずっと一緒にいて…
2人の関係は良好、何もかもうまくいってるけど、内心…とても焦ってはいたんだ。こんな俺に愛里が愛想をつかしたら…?
愛里がいなくなった…あの光景を思い出すだけで、心が痛くなる。もうあんな想いはしたくない
「よかったぁ…あなたに会えて」
愛里は、ニコッとかわいい笑顔で微笑む
だとしたら嬉しい。
ヤバイ、嬉しすぎて泣きそう。もう絶対に離さない。なんでそんなかわいいこと言うんだよ。
ふわりとあたたかくて、かわいい笑顔。守りたくなる素直で優しい…俺の心にスルリと入り込んでくるんだ…
私のことなのに
自分のことのように考えてくれる
優しいあなた
ふわふわと穏やかな時間
ほんのひとときそばにいられたら
私のことは関係ない
あなたはどうしたいの?
どうなりたいの?
あなたが幸せなら
それだけでいいから
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いつも、私のことを考えてくれる優しいアラン
迷惑ばかりかけて、心苦しい。一緒にいて、穏やかな時間を過ごしていても、ずっと続くわけはないと、どこかあきらめている愛里
アランの父親の代理人…の人が、アランは跡取りだから、アランと別れてほしいと…
別れるって…付き合ってるわけじゃないことを伝えると、出て行ってほしいと…
やっぱり迷惑かけていたんだね。
夜、アランが帰ってくる前に家を出た。また行くあてもなかったけど…ママの友達のカトリーヌに相談した。結局、またカトリーヌの家に行くことに…はならなくて、カトリーヌのおばあちゃんの家に行くことになった。
俺は心が焼き付きそうに痛む
俺…もう…どうしたらいいかわからない
初めて会った日のキミの姿
きみのあたたかな思いやり
微笑みかけてくれた笑顔
思い出せば思い出すほど
俺にとってかけがえのないものだったと悟る
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早く愛里に会いたい。仕事が終わってから、急いで帰ってきたのに、愛里はいない。
父親の代理人…会社に戻るように言われ、愛里を追い出した…って…
俺はまた、愛里を失ったんだとわかった
「愛里をどこにやったんだ」怒りを含んだ低い声…
「どこへ行ったのかは、知りません」
行かないでくれ…俺を1人にしないでくれ…
「会社には戻らないと伝えてください。」
と言って、追い出した
この間のホテルに行ったけど、いなかった。どこに行ったんだよ…
今は…辛いけど
この苦しさを乗り越えたら
明日には強い自分になれるかな?
きっと…ね
変わり続けて
新しい場所へ
飛びっきりの笑顔で
自分を信じて頑張りたい
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アランの家を出てきても、まだアランのことばかり考えてしまう。でも、アランに幸せになってほしい、この気持ちに嘘はない。
今は辛いけど時がたてば…もっと強くなれるはず…だから、おばあちゃんに料理を教えてもらいながら、今を…頑張ろう
きっと、いつか…変われると信じて…
あの言葉は
俺に気を使った
優しさから出た嘘?
本当…は…?
思い知らされた
キミが俺のこと考える時間は少ないんだって
こんな俺じゃ…
愛想だって尽かされるよな
情けなさすぎ…よな
キミはこんな俺をどう思うだろう…?
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愛里は、俺が会社に戻るようにって、出て行ってしまったけど、こんな弱い俺に愛想を尽かしたのかもしれない。このままの俺じゃ、きっと愛里は戻ってきてはくれないよな……
会社には戻らないけど、愛里に会った時に恥ずかしくない俺でいたい
いつも…
これ以上ない程必死だった
それなのに…
失敗ばかりで
何ひとつ思うようにはいかなくて
でも…
人生は何とかなる
失敗しても
新しい冒険が始まるだけ
やればできるよ
全部を磨こう
これから始まる私の運命
私も覚悟を決めなきゃ
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失敗だらけの人生だけど、愛里はいつも誰かに助けられている。
過去のことは、もう考えない
もっと、ちゃんと、未来を信じて…涙をふく
彼女が好き
でも…今更もう遅い
俺は深呼吸して覚悟を決める
もう後戻りはできない
彼女がいなくなって辛い
そう思ったら…
胸の痛みはさらにひどくなる
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仕事を終えて、家に帰る
もしかしたら、愛里が帰ってきてるかもしれないと、期待をしながら…ドアをあける。真っ暗な部屋、やっぱりいないんだ…胸の痛みがどんどんひどくなる
愛里を好き。この想いだけは事実だから
今日は本当ダメダメだったな
気持ち切り替えて
明日から頑張ろう
できると思えば
何だってやってこられた
大丈夫…
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おばあちゃんに教えてもらった料理を作ったのに、同じ味にできない。何かが足りない。おばあちゃんの味が出せるように、もっとがんばらなきゃ…
仕事も…探さなきゃ…
まだまだ、やることは、いっぱい…
楽しくても
苦しくても
悲しくても
嬉しくても
朝がくれば目が覚める
ただ…彼女がいないんだ
心の中で
ガラガラと音をたてて
何かが崩れていく
好き…な気持ちを諦めない
何よりも大切な想い
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俺達はうまくいってる、だから幸せなんだってずっと信じていたかった。だけど、愛里がいななくなってしまった。
全てを忘れて、前に進みたいけど、切なくて、一途で、ひたむきな想い…忘れらんない
きっと、愛里は運命の相手なんだ…愛里じゃなきゃダメなんだ。忘れられるわけない…だって…こんなに…す…好き…なんだ
好きな気持ち…を諦めない