眩い笑みを浮かべる彼女

彼女の笑顔を思い出す

俺は自分の心を自覚していた

パズルの最後のピースが合ったように
ワケのわからないの全てが完結する

いなくなってから気づいても遅い
心が痛い
どうしてこんな風になるんだろう
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愛里は、素直でまっすぐで優しくて、愛おしい
なぜか…愛里を意識してしまってる気がしていた。俺は自分の気持ちを認めることから逃げていた。でも、この気持ちは、もう止めることはできない。

俺がそばにいて守ってあげたいと言いながら、こんなにも愛里を好きになってしまっていたんだ。

シャルルは、思っていた以上に愛里のことを好きになっていた

いなくなってから、認めた想い





くだらない嫉妬したり
そんな自分がめちゃくちゃイヤ
そんなことを言って嫌われたくなかった

あぁ…どうして?
こんなことになったんだろう?

私の心をしめつける
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愛里がいなくなれば、シャルルと一緒にいる時間が増えると思っていた。一緒にいる時間が増えれば、振り向いてくれるって思っていた。あの子さえいなければ…

愛里がいなくなった今、シャルルはレストランに一度もこない。こんなことになるなんて思っていなかった。

どんな時でも、一番近くにいたかったのに…


ただ…一緒にいたい

なぜか…胸がキュッと苦しくなら

痛くてとろけそうな甘い想い

こんな感情を恋と呼ぶのだろうか?
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最近、愛里のことばかり見てしまう。愛里がそばにいるだけでドキドキする。平静を装っても…全く、どうしたっていうんだろう

こけて、恥ずかしそうな愛里
思わず笑みがこぼれる

だから、どこにもいかないで…ずーっとここにいて…

彼には愛想がない
無愛想で笑った顔を見たことなかった

なんだか…優しい顔で笑う

彼の笑顔に驚いてしまう

こんな風に笑うところ初めて見た

…こんな風に優しく笑うなんて
思わず見とれてしまう

めちゃくちゃ素敵
鼓動がどんどん速くなる

いつもこんな風に
自然に笑ってくれたらいいのに
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アランの笑った顔を初めて見た。思わず見とれてしまう。

私がこけたところを見て、笑われただけなんだけど…いつも、こんな風に笑ってくれたらいいのに

イヤなこととか、ストレスとか、全部忘れて笑ってくれたらいいのに



一番好きな人と
一緒に過ごした…あの日々

恋が続くと
見えなくなることがある

あなたの内面
ちゃんと見てなかった

私は…もう…
彼とは一緒にいられないんだね
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愛里がいなくなれば、ルイは戻ってくると思っていたのに…ジャンヌのもとに戻ってはこなかった

ルイの気持ちなんて考えていなかった。愛里がルイとの関係を誤解されて、バイトをやめたって噂になっていた。自分のせいで愛里がやめたんだと思い、ルイもやめてしまった。

私のしたことで…胸に突き刺さったとげ
ズキズキと痛む心臓
壊れそうなほど痛い

2人の人生を壊してしまった。会わせる顔がない。

ゴメンナサイ…謝っても、してしまったことは変わらない。




出会う前のキミのこと
本当は全部知っていたい

キミが前に付き合ってたヤツ
普通に考えていないわけない

ふいに襲ってきた寂しさ
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愛里の過去が気になってしかたがない
過去のことって、わかってるけど、気になる。わかってても、ムカつくもんはしかたねーだろ

彼の瞳が私をまっすぐ見つめてくる
その視線に心臓まで射抜かれた気がして
私は思わず目を伏せる

私は鼓動がどんどん速くなるのを感じながら

まるで恋する乙女のように
ドキドキがおさまらない
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どうしたんだろう私…
あの笑顔を見た日から、なんだか変
どうしちゃったんだろう?最近、私、すごく変かもしれない

なんだか恥ずかしくて、最近はまともに目をあわせることすらできない。まるで恋する乙女のように…私は1人で赤くなる

彼と似合うわけないって、わかってるのに、何考えてるの…私は…

だけど、私のドキドキはおさまらない…

あなたが幸せでありさえすれば
私はそれでいいんだから

私に幸せをくれた
私はいつももらってばかりだった

私だってあなたに幸せになってほしいのに
何もできなかった

なんでこんなにも寂しくなるの?
いつまでも一緒にいられないって
わかっていたのに
心の底では一緒にいたいって
そんなことを願ってたのかな?

初めからわかっていたのに
そのつもりで毎日を過ごしたのに

出て行くことを決めた
もう一度会ったら
もう出ていけなくなるって思ったから
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アランは、仕事に出かけていた
誰かきたみたい。
色気むんむんの女性。普通の男なら、きっと夢中になるような綺麗な人

私に気づいて、執事にアランのモデルをしていることを聞いたみたい
彼女の目は怒りを含んで爛々と光りながら、私をみつめ、威嚇するように睨んだ。ギラリと光る瞳…

「なんで、こんな子と一緒にいるの?この私を放っておいて、こんな子と一緒に住んでいるの?」

まるで私のせいでアランと会えなくなったとでも言っているかのよう…

「出て行きなさい…ここは、あなたがいる場所じゃないわ」

執事の話ては、彼女はアランの両親が決めた婚約者だった。婚約者がいるなんて知らなかった

私は、もう彼と一緒にいることはできない。モデルの給料は予想以上に高額だったから、自分で部屋を借りられないわけじゃない。

いつまでも一緒に暮らせるわけがなくて…

愛里は、荷物をまとめ、執事に出て行くことを告げて、家を出た


あぁ…俺…
なんでこんなに不愉快になってんだろう?

胸がえぐられるように激しく痛む

俺はようやく気づいたんだ
彼女と一緒にいられなくなるなんてイヤだ

失って初めて本当の価値がわかるなんて…
ようやく実感できた

認めたくない

一緒に暮らせればそれでいいと
ただひたすら望み続けてきた
…なのに
これが恋だってことに気づいた瞬間に
俺は彼女を失ってしまっていたんだ
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父親の会社で仕事をしているアラン

愛里に早く会いたくて、家に帰った

執事から、婚約者が来て、愛里に出て行くように言ったことを聞いた。親が勝手に決めた婚約者…

愛里は、出て行ってしまっていたんだ。

一緒に暮らせればそれでいいと、ただひたすら望み続けてきたのに、いなくなってしまった。