まだ納得がいかない
まだ終わったって実感がない
全部嘘で…もしかしたら…
どこかで考えてた
でもなんでだろう?
とてつもなくイヤなことが起こる気がする
現実を突きつけられ
一瞬何も考えられなくなる
頭の中を必死に整理する
冷めた表情のお前の顔
なんだかもの凄く遠くにいるみたい
俺の気持ちはあの頃のままなのに
お前は冷めてしまったなんて
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どうして、隣に愛里がいないんだろう
まだ別れを受け入れることができない詩音
会いに行ったら、いつも通りの笑顔で名前を呼んでくれるような気がしていたのに、会いに行ったら、現実を突きつけられた
「本当にゴメン。もう無理」
本当に終わった瞬間だ
俺、これからは1人なんだ
愛里がいない毎日…つらくて、寂しくて、悲しくて、どうにかなっちゃうよ
浮気されたって
ちゃんとわかってる
でも…どうして…?
付き合いたいって思ったの?
あなたは…
こんな私のどこを好きになったの?
でも結局…
何も聞けない
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詩音に浮気されたって、わかってるけど、どうして付き合いたいって思ったの?気になってしかたがない。でも、今更聞くこともできない
詩音と一緒にいると、楽しくて安心だった。一緒に過ごす時間がとてつもなく穏やかな幸せな時間だった。それなのに…浮気していた
バカ…だ。振り回されるだけ振り回されて
なのに、会いくるなんて…決心が揺れそうになる
運命の相手って
一目でわかる?
俺の運命の相手
どこにいるんだ?
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大学に通いながら、レストランでアルバイトをしているルイ
付き合ったことがない…なんてことはないけれど、女の子に暖かい気持ちを持ったことはなかった。どこかおかしいんじゃないだろうか…
ルイが働くレストランに新しいアルバイトの子がきた。皿洗いばかりなのに、楽しそうに働く愛里…一生懸命だなぁ、本当にかわいいなぁって、感じる自分に驚いていた。女の子をかわいいと感じたのは、初めてのことだったから…
笑ってくれた
お前の笑顔
やっぱり好きでたまらない
お前は優しい
俺の心の中
今もお前でいっぱい
好き…
好き…
伝えたい…
知ってほしい…
この気持ち…
俺はあの頃のまま
ずーっとお前が好きなんだ
それなのに…
これからは
俺の隣にお前かわいてくれることはない
お前はもつ完全に俺のところには戻らない
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愛里の横顔をドキドキしながら見つめる
やっぱり変わらずにかわいい。
どうしよう、心臓の音がドキドキして、止まらない。聞こえたら、どうしよう
愛里の声も、かわいい
ドキドキさせられる
でも、拒絶の言葉…
ずっとモヤモヤしていたことが
はっきりわかった
すっきりした気がした
あなたは…
他人にしか見えない
もう…いいの…
終わったことだから
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自分で決めたと言っても、まだまだキツイな…
本当は、気持ちなんてどうでもいいから、詩音を手放したくはなかったよ。ずーっと一緒にいたかったよ。
泣いちゃダメ、絶対に泣いたらダメ…自分に言い聞かせる
大事なのは今だよ。過去のことなんか、もうグチャグチャ考えない。
「もういいの、終わったことだから」
自分を見失っちゃうくらい
好きでたまらない
こんなんで…
俺はこの先どうしたらいい?
出口のない答え
迷いこんだラビリンス
抜け出せない
想像するだけで苦しい
痛いくらいに締め付けられる
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愛里がフランス人の男と仲良く仕事してる
男に向ける笑顔
嫌だ、あんな男といるのをみるなんて
あの男に触られるのを想像するだけで、頭がおかしくなりそうだ
愛里と一緒に過ごした時間…手をつないだり、キスしたり、全てが幸せで、昨日のことみたいに思い出す。今も好きで、好きで、たまらないんだ。どうしたらいいかわからない
いつの間にか
彼女を目で追うようになってた
トキメキには何も関係ない
この気持ちが恋だって
わからなかった
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一緒に働く愛里が、ニコッと笑ってくれた。ただそれだけなのに、すごく幸せ。愛里と目が合うだけで、胸がドキドキする。
他の人に優しくするたびに胸が痛くなる。
何だろう…この気持ち…もしかしたら、恋?
初めて感じる愛おしさ、初めて感じる嫉妬
私…
あなたにいっぱいもらった
あなたと過ごした時間を
無駄になんてしない
前へ進む為に必要な決断
あなたと出会って
傷ついたとしても
伝えたい思いが
あるんだってわかった
恋を知って
大人になる
もう同じ道を歩くことはできない
あなたはあなたの道を
私は私の道を
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ただ一緒にいたかった。本当は気づいていたのに、傷つくのが怖くて、離れてしまうのが怖くて、何も言わなかった。ううん…言えなかった
つらかった時、手を差し伸べてくれた、その優しさが好きだった。大人になれてなかったんだな…ただ甘えて、困らせていたんだね
自分のダメさをつきつけられて、苦しくなった
これからは、料理の仕事を頑張ろう
彼女がいるだけで
世界が特別になる
胸がキューっとしぼられるような
甘酸っぱい気持ち
今…この瞬間は
きっと一生忘れらんない
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愛里と、ただ一緒にバイトしてるだけなのに、心が弾む。愛里といるだけで安心できる
初めて愛里に出会った日から、愛里のことばかり考えてしまう。いつも、愛里のことを忘れらんない。まるで天使のような優しい笑顔が忘れらんない
愛里…俺のことをどう思ってるんだろう…?
沢山の感情が少しずつ増えていって、もっと…もっと…愛里を好きになっている自分に気づいたんだ