私は何を求めてたのかな
何も考えない時も必要だよね
やっとわかった
自分の気持ち
新しい生活は
楽しいことばかり
なんだか楽しい予感に
ドキドキする
でもね…
時々不安になるの
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愛里は、新しい生活を送り始めた
仕事は見つからなかったけど、レストランのバイトが決まり…まだ皿洗いばかり
だけど、キラキラしてる。毎日が楽しい。でも時々不安になる…このままでいいのか…?
ママの友達の家に居候して…迷惑なんじゃ…
もう…戻ってこない…のか
ため息をついた
俺の思考回路は完全に止まった
これからのこと考えてみたけど
頭が全然働かない
疲れた心を癒してくれた
お前の笑顔
もう見られないんだね
あの日…全てが変わった
まだ終わってない
必ず…取り戻してみせる
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心ここにあらず…愛里のことばかり考えてしまう。今、どこにいるの?
愛里の笑顔を思い出して、つらくなる
愛里に「しーちゃん」って、名前を呼ばれたのを思い出して、なぜかドキドキしてきた
愛里と過ごした夢のような日々…幻のような日々…愛里とあんな時間を過ごせるなんて、もうないの?永遠に続いてほしかった…
仕事をしていても、愛里のことばかり考えてしまった
愛里がいない生活は胸が張り裂けそうになる
俺、何やってんだろ胸がしめつけられる
俺のこと、もう一度好きになってもらえるように、これからすげー努力するから、戻ってきて
本当にあきらめられるの?
あきらめられない
本当に欲しいものは…
今すぐ「欲しい」って言わないと
永遠に手に入らない
もう自分をごまかせない
傷ついても
伝えたい思いがあるんだ
知ってほしい
俺の気持ち
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あれから、離れて過ごす詩音と愛里
素直に気持ちを認めて、愛里に気持ちを伝えたいけど、怖い
何とも思ってないかも…
嫌われるのは、もっと怖い
でも、このままの関係はイヤなんだ
愛里に気持ちを伝えた
「俺、ずーっとお前を好きなんだ。だから、もう一度付き合って。いきなり言われて困る?冗談じゃないから、考えておいて。答えはすぐじゃなくていい。俺のこと嫌い?」
「嫌いじゃないけど、好きかと言われたら…」
「嫌いじゃないんだね。全く望みがないわけじゃないんだね?」
「私になんてかまわないで、あの人といればいい。もう、一緒にいたいとは思わないよ」
近くにいるのに、とてつもなく遠い距離を感じた。こんなに近くにいても、遠くに感じた
少しでいいから
素敵な恋をしたかった
いつも夢見ていた
でも…
いつも失敗ばかり
期待しすぎちゃダメ
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詩音「なんで?一歩引いて、あきらめて…俺の言葉信じてくれないの?こんな俺嫌い?」
愛里「ううん、嫌いじゃないよ…」
詩音「俺は、好きだよ…だったら…」
近くにいるだけでこんなに安心するのに…
やだよ…こんな言葉言いたくない…のに
愛里「私がどれだけ傷ついたと思ってるの?私にかまわないで、あの人のとこにいけばいい」
今の私は、前の私と同じじゃないよ
これで…いいんだよね
あの頃の私は、詩音を信じて…愛されてるんだって思ってたんだ。でも、ちゃんと自覚してたんだ。もともと手が届かない人だってわかっていたんた。詩音が別世界の人だって…
今にして想うと、心の準備はできていたのかな
両思いだと思っていたのに、私と詩音の温度差を感じていたから
まだ納得がいかない
まだ終わったって実感がない
全部嘘で…もしかしたら…
どこかで考えてた
でもなんでだろう?
とてつもなくイヤなことが起こる気がする
現実を突きつけられ
一瞬何も考えられなくなる
頭の中を必死に整理する
冷めた表情のお前の顔
なんだかもの凄く遠くにいるみたい
俺の気持ちはあの頃のままなのに
お前は冷めてしまったなんて
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どうして、隣に愛里がいないんだろう
まだ別れを受け入れることができない詩音
会いに行ったら、いつも通りの笑顔で名前を呼んでくれるような気がしていたのに、会いに行ったら、現実を突きつけられた
「本当にゴメン。もう無理」
本当に終わった瞬間だ
俺、これからは1人なんだ
愛里がいない毎日…つらくて、寂しくて、悲しくて、どうにかなっちゃうよ
浮気されたって
ちゃんとわかってる
でも…どうして…?
付き合いたいって思ったの?
あなたは…
こんな私のどこを好きになったの?
でも結局…
何も聞けない
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詩音に浮気されたって、わかってるけど、どうして付き合いたいって思ったの?気になってしかたがない。でも、今更聞くこともできない
詩音と一緒にいると、楽しくて安心だった。一緒に過ごす時間がとてつもなく穏やかな幸せな時間だった。それなのに…浮気していた
バカ…だ。振り回されるだけ振り回されて
なのに、会いくるなんて…決心が揺れそうになる
運命の相手って
一目でわかる?
俺の運命の相手
どこにいるんだ?
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大学に通いながら、レストランでアルバイトをしているルイ
付き合ったことがない…なんてことはないけれど、女の子に暖かい気持ちを持ったことはなかった。どこかおかしいんじゃないだろうか…
ルイが働くレストランに新しいアルバイトの子がきた。皿洗いばかりなのに、楽しそうに働く愛里…一生懸命だなぁ、本当にかわいいなぁって、感じる自分に驚いていた。女の子をかわいいと感じたのは、初めてのことだったから…
笑ってくれた
お前の笑顔
やっぱり好きでたまらない
お前は優しい
俺の心の中
今もお前でいっぱい
好き…
好き…
伝えたい…
知ってほしい…
この気持ち…
俺はあの頃のまま
ずーっとお前が好きなんだ
それなのに…
これからは
俺の隣にお前かわいてくれることはない
お前はもつ完全に俺のところには戻らない
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愛里の横顔をドキドキしながら見つめる
やっぱり変わらずにかわいい。
どうしよう、心臓の音がドキドキして、止まらない。聞こえたら、どうしよう
愛里の声も、かわいい
ドキドキさせられる
でも、拒絶の言葉…
ずっとモヤモヤしていたことが
はっきりわかった
すっきりした気がした
あなたは…
他人にしか見えない
もう…いいの…
終わったことだから
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自分で決めたと言っても、まだまだキツイな…
本当は、気持ちなんてどうでもいいから、詩音を手放したくはなかったよ。ずーっと一緒にいたかったよ。
泣いちゃダメ、絶対に泣いたらダメ…自分に言い聞かせる
大事なのは今だよ。過去のことなんか、もうグチャグチャ考えない。
「もういいの、終わったことだから」