おなたとの毎日が
私を変えていく
このままじゃ
私の頭の中
あなたのことばっかりになっちゃう
そしたら…私…どうなっちゃうんだろう?
一生…ずーっと…一緒にいて
どんどん愛は深まるばかり
怖いよ
私どけが溺れていく…の
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詩音に「愛里」って呼ばれるだけで胸がいっぱいになる。詩音を選んでよかった。素敵な人だと確信する瞬間がどんどん増えていく。
いっぱい…いーっぱい、愛情をくれるから、信じられる。何だかんだありつつも、今のところはうまくいってる恋
あなたはいつもかっこいい
いつもモテモテ
あなたが私を見てくれるのは
当然じゃない
沢山の人があなたを好きで
周りには綺麗な人がいっぱいで
もしかしたらいつかは…
心変わりするかもしれない
自分に自信がなくて
一緒にいても
雰囲気にながされたのかも
最近…ずっと不安で
他の人に嫉妬して
心の中が黒い感情が増えて
自己嫌悪
あなたを好きなのが苦しい
恋は終わった
終わりは突然
泣いても何も変わらない
全部を捨てて
新たな人生を歩き出そう…
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詩音がCM撮影で、海外に行っている。ちょっと離れてるだけなのに…なぜ?不安になる
見なければよかった。でも、見てしまった。
見たくなかった現実…
詩音の帰りが遅かった日、仕事じゃなかったんだね。女の人と会っていた。前に噂になった人
だった。ホテルのレストランでの2人の会話…「私のこと好き?」「好きだよ」って…それって、恋人同士の会話みたいだね。
私に好きだよ…って言いながら…他の人にも言ってたんだね。もしかしたら…と、恋の終わりを感じていた。早く元の遠くから見てるだけの距離に戻らないと…
詩音は優しいけど、本当の気持ちはわからない
人の気持ちは変わるもの。ずーっと同じ人を愛し続けるなんて不可能なんだね。
詩音に合わせてオシャレしたら、あの人に勝てたのかな?ううん…違う…私に魅力がなかったからだよね。もうこれ以上失望させたくない
詩音の気持ちなんて考えてなかった…全部、私が望んだから一緒にいてくれた…ただそれだけだったんだ
最近、ずっと不安で怖かった。彼女との密会写真…お似合いだね。笑顔の2人…もしかしたら…って、不安に思っていたことが現実になった
結婚した時、一緒に離婚届書いていた。あの時から、こうなるって…わかっていたのかも
この家にきたとき持ってきたものだけ持って、家を出た。パパとも話して、詩音が女の人と会っていたのは事実だと聞いて、パパと離婚届を出しに行った
こんなことになるのなら、結婚なんてしなければよかった…もうここにはいたくない…
みんなで話し合った結果、ママの知り合いのいるフランスに行くことにした。
恋は終わったけど、料理人の夢に向かって歩き始めた愛里…
困ってる人を放っておけなくて
優しい人
私にだけ優しいわけじゃない
最初かららわかっていた
仕方ない
そういう人を好きになったのだから
傷ついた私を癒してくれた
優しい人
優しいあなたが好きだった
あなたは変わらない
変わってほしくない
あなたは…
傷ついた私を
放っておけなかっただけ
もう…一緒にはいられない
あなたは私だけの人じゃなかった
みんなのものだった
いろんな想いが頭を駆け巡る
たくさんの時間を一緒に過ごしてきたね
私を呼ぶ声を聞くだけで
笑顔を見るだけで
幸せだった
もうあなたを好きでいたらいけないんだ
心の中であなたに別れを告げられた気がした
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もう、好きじゃないなら、一緒にいることない
あの人を好きなら、私がいる必要なんてない
ずっと、あの人といればいい
大好きだった人…
この恋は、最初から間違ってたんだ
「愛里、それでいいの?本当に…」
ママが心配して、気遣ってくれるけど
「このまま一緒にいたら、きっと…もっと傷つくと思うから」
1人…飛行機に向かって歩く
一緒にいたのって、自然な成り行きだった
だから、詩音の気持ちが私にないのなら、一緒にいてほしいなんて思わないよ
飛行機に乗った
本当に恋が終わったと、感じた瞬間だ
これからは、隣に詩音はいない
もう戻れない
あんな素敵な人となんて、多分、一生付き合えないよね。あなたを好きになってよかった。たくさんの思い出全部あなたのおかげだから、生涯の思い出にしよう
全部吹っ切れた
未来のない恋
絶望して震える心
終わった恋の痛み
これ以上を望めば
きっと傷つく
こんなに苦しいなら
見てるだけの方がよかった
だけど…それでも…
俺の恋をするしかない
もしかしたら
キミの心が動くことだって
あるかもしれない
もう一度…
キミを抱きしめたい
もう一度…伝えたい
今も好きだよ…と
何のために生きているのだろう?
夢も希望も…何もかも消えた
悶々として空回りして
暗闇の中
孤独を抱えて
生きている
暗闇に光が差した
これはチャンス…なのか?
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もう、愛里との未来のない恋に絶望して、苦しくなった。こんなことになるのなら、焦って告白しないで、見てるだけの方がよかった?もう友達でもいられない、一緒に過ごすことも、会うことすら叶わない
後悔している。我慢できなくて、いつも早まったことをして失敗ばかり。どうしてら、愛里は戻ってきてくれるのだろう…
俺は愛里以外は興味なんかない。
また詩音のことがワイドショーを賑わした
前に噂になっていたアイドルとの密会写真ご流出。愛里と…結婚したのに…?
詩音はドラマのロケで、家にはいないのか…
愛里は…どんな思いをしてるんだろう…
と、思っていたら、詩音の所属事務所の社長から、マスコミになんか連絡があったらしい
慌ただしい中、読み上げられた言葉…
詩音は今日離婚届を出した。
これは…まだ俺にチャンスがあるってこと?
私…この先…
どうしたらいいんだろう
心がズキリと激しく痛む
一段落ついたものの
心が晴れるわけもなく
胸がずっとモヤモヤしてる
激しい胸の痛みをこらえるために
シャツの胸の部分を握りしめる
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ママの友達の家に居候することになって、新しい生活にドキドキする
1人出かけた街、人がいっぱいいる中…
目から勝手に涙が溢れてしまう
こんな所で泣くなんて、バカみたい
端麗な顔立ちのフランス人…が、ふいに目を上げる。なぜか視線がまっすぐに当てられた
…こんな所で泣いてるから…あぁ、なんてみっともないんだろう
踵を返し、慌てて逃げ出そうとした私の腕が、いきなり後ろからつかまれた。振り返ると、さっき目があった人だった
「なぜ泣いてるの?」
「なんでもないんです」
「なんでもないのに?」
「色々思い出して…」
そんな会話をしていたら、落ち着いてきた
ニコッと笑って、立ち去る愛里
鼓動が速い
どうしてこんな気持ちになるの?
俺は彼女を見つけてしまった
俺の心臓が大きく脈打った
彼女の後ろに
大きな羽根が見えたような気がした
煌めくような美しさ
俺はうっとりと見とれた
一目で恋をしてしまった
一目でキミに恋をした
恋なんてしたことがなかったから
この気持ちがなんなのか…
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中学生くらいに見える少女
街中で、泣いていた
あまりにもかわいい。まるで天使のようだ
俺は彼女を見つめ、目があった
彼女は俺から目をそらし、逃げるように踵を返した。とっさに手をしっかりと捕まえ、話しかけた
声もとてもかわいい
別れ際に見せた笑顔
あまりにかわいくて、ドキドキしてきた
心の中に激しい炎が燃え上がるのを感じた
今まで俺は女なんて、興味がなかった。恋なんてできないって思っていたのに、一目で恋をしてしまったシャルル
本当は夢なんじゃないか?
何度も思った
お前がいなくなるなんて
想像するだけで苦しい
全てが変わった
全て終わっていた
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海外の仕事で、愛里と離れていた詩音
やっと愛里に会える。今、一番ワクワクしてる
このまま、家に帰って…
そして、マスコミに囲まれて…心の中で、早く家に帰りたいっんだよ…
「離婚のこと」…って…なんだ?意味がわからない。何も話さずに、家に帰った。
帰る日は愛里に伝えてあったのに、家に愛里がいなかった。
リビングの机の上に、週刊誌と手紙が置いてあった。アイドルと密会って…これ、俺が浮気したみたいじゃないか…ただの友達なのに…「パパと離婚届出しておきました。色々ごめんね。
あの人のこと好きなら、私と一緒にいることない。あの人が大事なら、私がここにいる必要なんてない。ずっと、あの人といてあげればいいよ。」夢なんじゃないか?そう思いたかった。
父さんに電話してみた…「お前が浮気するなんて…」やっぱり本当に離婚届出してしまったんだ。
愛里は、どこに行ってしまったんだ。
そして、もう二度と愛里とは会わない約束になっていること。愛里は、ここにはいたくないからフランスに行ってしまったこと。フランスでの生活費を送ること…を聞かされた
もう二度と会えない?ちょっと離れてるだけなのにつらかったのに…想像するだけで苦しいよ
あの女から、メールがきた「こんなことになって、ごめんなさい」って…返事を返す気にもならなかった
この世の終わりみたいな…
なんで離れてしまったんだろう
どれだけ後悔しても
彼女は二度と
この場所に戻ってこなかった
なんで…あの時…
他の女と会ってしまったんだろう
お前の気持ち
全然考えてなかった
大好きだったのに…
何…やってんだろ…俺
バカなことした
俺には傷つく資格すらない
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愛里は、俺だけを愛してくれていたのに…
もう戻ってはこないんだね
どれだけ後悔しても…
ただの友達なのに…
ベッドで寝ようと思っても、寝られない
いろんなことを思い出して、辛くなる
朝おきても、もう隣にはいない
痛いくらいに胸がしめつけられる
他の男と一緒にいるのを想像するだけで、頭がおかしくなりそうだ
いいの?このままでいいの?このままなんて嫌だ。あきらめられない
この気持ち、もう止まらない
この気持ち、止められないから
仕事も何もかも捨てて、愛里に会いに行きたかった。でも、どこにいるかもわからなくて…
父さんに聞きに行ったけど、教えてはくれなかった。そして、仕事も休めなかった。ただ…愛里の生活費を送る為に働くだけなんて…虚しいだけだ
全部、浅はかな俺の責任…
あの女の計算だったなんて…
私は何を求めてたのかな
何も考えない時も必要だよね
やっとわかった
自分の気持ち
新しい生活は
楽しいことばかり
なんだか楽しい予感に
ドキドキする
でもね…
時々不安になるの
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愛里は、新しい生活を送り始めた
仕事は見つからなかったけど、レストランのバイトが決まり…まだ皿洗いばかり
だけど、キラキラしてる。毎日が楽しい。でも時々不安になる…このままでいいのか…?
ママの友達の家に居候して…迷惑なんじゃ…