お前の笑顔が
どんどん俺の心を変えてくれた
お前のおかげで
今の俺がいる
心から溢れる愛おしい想い
俺が幸せになれるのはここだった
ここからつながる幸せな未来へ…
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一緒に歩いてるのに、どんどんおくれる愛里
「遅いっ」って、手をとって歩き始める
嫌がられるかなって思ったけど、にこって、笑ってくれた。かわいいなー、いつも本当にかわいすぎて困るよ…
本当に幸せ。ここからつながる幸せな未来へと
光の中
あなたは沢山の人に囲まれて
なんだかすごく遠くに感じる
いつか別れを告げられる日が
訪れるとしても
今…この幸せを逃したくない
でも…やっぱり…
ここにはいられない
私のせいなの?
私がここにきたから
私にできることは…
後悔してる暇はない
この一瞬一瞬が全て…
未来に繋がるのだから
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テレビに映る詩音
沢山の人に囲まれていた
一緒に出かけた愛里とのスクープ…
一緒に過ごして、幸せで考えないようにしていた。でも、迷惑かけていたんだね。もう、ここにいることはできない。
平穏な日々は、あっけなく終わりを告げた。
詩音が仕事に行っている間に、家を出る愛里
俺にとっては
誰よりも…何よりも…
大切な人
初めて会った時から
初めて告白した時から
好きになってもらえるように
努力してきたつもりだった
幸せになりたくて
ずっと一緒にいたくて
でも…
お前がいなくなったら
俺…もう…これ以上頑張れない
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愛里とのこと、スクープされてしまったけど、ばれても構わないって思っていたんだ
俺には、こんなにもかわいい彼女がいるって、みんなに言いたいって、思っていたから…
ハプニングなんてそうそうないし、振り返った時、思い出として残るんじゃないかなって、呑気な気持ちで、家に帰った
ピンポーン、呼び鈴を鳴らしても、扉が開かない。どうしたんたろう…鍵で開けて、家に入ると真っ暗だった。
嫌な予感…愛里の荷物がなくなっていた…
どういうことだ…携帯を鳴らしても、出ない
待って…行かないで…必ず見つけ出す
もう戻れないの?最愛の日々…
お前がいるだけで幸せだったのに…
これからいくらでもある人生の中で
ほんの1ページ
変わった関係
変わる想い
好きよりも…
愛へ…
胸が潰れそうになる
この想いを抱えて
1人で歩き始める
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1人になって、どうしたらいいかわからず、結局、ママに相談することにした愛里
仕事の邪魔をするのはイヤだから、家を出てきたこと…
ママ「そんなに無理して、疲れない?」
愛里「別に無理なんか…無理しなきゃいけない時もあると思う…」
おじいちゃんが持っている家を借りて、一人暮らしを始めることになった
好きな気持ちたけでは、ダメなんだ
仕事の邪魔をするのはイヤだから…
想いは、心に閉まって…
愛里は一人て歩き始める
好きな人以外にもてても意味ない
やっぱりお前と一緒にいたい
幸せすぎて夢かもしれないと戸惑うたび
腕の熱さが現実だと教えてくれていた
今…お前はいない
好きな人を抱きしめられない
やっぱり…しんどい
あの頃のように
手をつなぎたい
ギュッと抱きしめたい
俺が一番幸せなことは
お前と一緒にいること
悩むのはもうやめる
多分…俺は止まらない
お前を失ったら
俺は壊れてしまうから
2人を縛るもの
全てを捨てて
お前を探しに行く
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幸せすぎて…夢のようだった日々
愛里がいなくなって、全てが崩れ去った
ファンのこととか…スクープのこととか…
そんなの、どーでもいいんだよ
愛里、俺はお前と一緒にいる時が…この世で一番幸せなんだ。俺の幸せは、お前へと続いてる
2人を縛るもの、全てを捨てて、お前を探しに行くよ
1人でも大丈夫と想いながらも
チリチリと焦げるような淋しさ
諦めようと決心したのに
手をのばしたくなる
期待してしまう
バカ…
これ以上夢中にさせないで…
ずーっと仲良くしていたい
あなたについていく
ずーっと…
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久しぶりに1人で食べるご飯、出会う前に戻っただけなのに、おいしく感じられなかった
料理の仕事したいって思ってるのに、前よりも下手になった?
ピンポーン…誰かきた。インターホンにうつる顔にびっくりした。詩音だった…どうしよう…
と思っていたら、鍵を開けて入ってきた。な…なんで…
詩音「勝手に出ていって、今度は居留守か…どういうつもり…?」
初めて見る、こんな怖い顔。こんな顔するなんて、私のせい?
愛里「………」何も言えなかった
詩音「俺のこと嫌いになった?」
愛里「嫌いじゃないけど、同じような思いかはわからない」
詩音「どういうことだ?」
愛里「私はずっと好きだけど、住む世界が違う…そばにいても苦しかった。仕事の邪魔になってるんじゃないかな…って」
詩音「まさか…このまま別れてもいいとか思ってない…よね?」
愛里「仕事の邪魔になってるなら…」
詩音「俺にとっては、愛里はどうでもいい人じゃない。俺は好きだよ…本気で…本当に好きだよ。ずっと変わってないし、これからも変わらない。もっとちゃんと俺と向き合ってよ。仕事も周りのことも、全部関係ないんだよ。お前の気持ちはどうなんだよ。」
愛里「好きだよ。」
詩音「世界で一番かわいい。大好きだよ。俺の気持ちを信じて…もう逃がさないよ…」
愛里「素直になりたかったのに、自分に自信なくて…こごめんなさい」
詩音「ダメ…許さない。俺のこと信じてくれるまで…絶対に離さないからね」
ギュッと抱きしめられた。く…苦しい
胸をドンドンと叩くと、離れていった
詩音から、紙を渡された。婚姻届…
詩音「愛し、愛されるなんて、これ以上に素敵なことなんてないよ。これからはどんなことがあっても、愛里のこと嫌いになったりしないから、安心して俺だけのものでいろ。」
愛里「はいっ…あなただけの…」
詩音と一緒なら、一生ついていこうと思えた
お前がいなくなるなんて
考えたこともなかった
このままじゃ一生後悔する
悩んでる暇はない
オレは…
オレの一番大切なことをする
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絶対に見つける。父さんに話したけど、居場所はわからなかった。母さんなら…聞き出し、愛里が住む家に向かった。
ピンポーン…ならしても、出てこない
鍵を借りてきたから、開けて…
家の中に愛里がいた。居留守か…
モヤモヤしてたものが止まらない
キツイ言葉を投げかけ、睨みつけ…
邪魔したくないって…勝手にいなくなる方がイヤだよ
なんで、自分の気持ちよりも、そんなこと気にしてんだよ。お前は優しすぎる…かわいい…かわいすぎる
どうしよう…今…すごく抱きしめたい
ギュッと抱きしめた。もう離さない…って、強く抱きしめすぎて、苦しくなったのか、胸をドンドンと叩かれて、離したけど、腕にに残る温もり、ちゃんと両想いって思えて…ヤバい…幸せというか、嬉しい
別に今でも十分幸せだけど、好きって言ってほしい「好きだよ。」って、笑顔を見せる。胸がドキドキして、苦しくなった…まるで初恋のような甘酸っぱさ、なんだろう…かわいすぎる
お前がもっと夢中になるまで刻みつけてあげる
何が何なのかわからないくらい深く届くように…甘く優しくキスをする
そっと紙を渡す
2人の約束の紙
これを受け取ってくれたから…
ずっと好きだった愛里、もちろんこれからも…
これで俺のものだ。だって、本気なんだから…
愛してる。誰よりも、何よりも…素敵な家族にゆっくりなっていこう
「大切にするから、大事にするから、俺のものになって…」
好きな愛里との何もかも、全部が幸せ
愛里に出会わなければ、こんなに幸せになれなかった。
「本当に大好きだよ。俺の一番は、愛里だよ」
こういうのって、なんか嬉しい
愛って、なんだろう、目には見えないけど、大切で…俺の愛は全部お前のものだよ
色々なことがあったけど、これも良かったのかもしれない
2人の愛が深まって、切れない絆を感じた
本当にいろんなことが変わったな
出会いから今までのこと
すれ違った気持ち
イヤだよ
キミが他の男といるのを見てるだけなんて
オレのこと嫌いにならないで
こんなに誰かを好きになったの
初めてだったんだ
あの頃のこと
思い出としてしまいこめない
だって…
俺は今もキミ以外好きになれない
心の中にいた天使が消えた
心の中はただ真っ黒い闇につつまれた
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詩音が愛里と結婚?どういうことだ?
思考回路が追いつかない
どこかで、愛里がもう一度戻ってくるって…信じていたのに…
もう叶わない…のか?
詩音が愛里と一緒にいるのを見て、嫉妬した
全てがあいつに向けられている…見るのがつらいよ。俺はどうしたらいいんだ…
不安と後悔と期待と…頭の中をぐるぐると回る
こんなことになる前に伝えれば良かった。今も好き…だと。でも、もう何もかも遅いんだね
幸せだった…あの日は…もう戻ってこないんだね
こんなに…好きなのに、届かない
なんでこんなことになったんだ
自分の気持ちから逃げて、全部誰かのせいにして…こんな俺だから、愛里は離れてしまったんだね。こんな俺…キライ、自分で自分が嫌になる。このまま…愛里がいなくなった世界を、真っ暗闇のなかを生きていく…のか?
ハルを絶望の闇が襲いかかる
朝起きると
隣にはお前がいる
ただ…それだけなのに
嬉しい
お前の温もりが
唇の柔らかさが
一緒にいるでけで
もう最っ高の気分だよ
俺のことを忘れないで
もうどこにも行かせない
ずーっと一緒だよ
俺がどんなに抗おうとしても
お前は次々と俺の心に入りこんでくる
未来も過去も何も考えずに
お前を閉じこめてしまいたい
どこにも行かないで…
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隣に愛里の寝顔…ギュッと抱きしめる
温もりを感じて、現実だと教えてくれる
愛里も目を覚まし、おはようのキスをする
一緒にいるでけで幸せだけど、またいなくなってしまわないかと、不安になる
いつ見てもかわいい。一生大事にするから、俺本気だから、愛里が大切だから、愛してるから…俺の腕の中がお前の居場所だから。どこにも行かせない。許されるなら、ここに閉じこめてしまいたい
愛里…お前は特別なんだ。愛里のことで頭がいっぱいになって、前よりも欲張りになった。
もっと、一緒にいたい
だから、愛里どこにも行かないで…