もう会う必要はない
わかってた
何か言葉をかけたかったけど
跳ね返されるのが怖かった
何も言えずに終わった
期待なんかするものじゃない
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ずーっと一緒にいられると思って、浮かれていた。だから、仕事を復帰して離れるのがつらくて、忘れ物を届けてもらうことにした。仕事が終わるのを待ってもらって、一緒に帰って…どこかで一緒にご飯食べて…なんて、勝手に予定してた
それなのに、いつのまにかいなくなっていた
メールに気づいた…ママのところに戻ります。もう怪我も治ったし、大丈夫だね。って
ずーっとって、怪我が治るまでってことだったの?ずーっと一生いてくれることだと思っ手他のに、まさか、こんな突然…
せっかく仕事も始まったのに…
愛里がいなくなってしまった
いつも人のせいにして
運が悪いだけ…って思って
いつも誰かに頼って
現実を見てなかっただけ
失敗してら
またやり直せばいい
後悔しないために頑張る
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初心にに戻ってやり直そう
いつも、誰かに頼ってた
こんな私キライなの
大きらいなの
だから、もっと素敵な自分になれるように、頑張るね
詩音が頑張って仕事をしているのを見て、もう一度料理の仕事をしようって…仕事を探し始める愛里
お前はいなくなってしまった
お前がいないと
俺の世界から色が消えた
一緒に過ごした日々も
全てが灰色に変わった
だからもう一度戻ってきて…
少しでも会いたくて
わがままな愛
オレ…
一番大事なことを
選ぼうとしている
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2人で過ごした時間は、俺の宝物。でも、俺わがままだから、今のままじゃイヤなんだ。このまんま離れるなんてイヤなんだ。
今…気持ちを伝えなければ…
今から、伝えに行く
そばにいられるならいい
ずっと思っていた
このまんまずっと…
一緒にいられると
思ってたのに…
このまま終わりたくない
もっと近づきたい
オレじゃダメ…か?
これからはオレだけを見てよ
お前じゃなきゃ
そんなこと思えない
もう我慢できない
お前をオレのものにしたい
伝えたい想い
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愛里と一緒にいられて、嬉しかった
でも、離れていってしまった
愛里は、俺以外のヤツにも優しいから不安になる。もう我慢できない。愛里を俺だけのものにしたい。
兄だと思ってるって、わかってるけど…伝えたい想い…
今、伝えないと、他のヤツにとられそうで
本当は兄弟じゃないことを伝えて
「好きだよ。一緒に暮らそう…」
2人で住むために部屋を用意して、合い鍵を渡した
「好き」聞き間違えかと思った
「しーちゃんが好きだよ。兄弟だと思ってたから…あのまま一緒に暮らせないと…思って…」
本当…に…?夢…じゃ…ない?
兄としてじゃなく、抱きしめたかった
大好き
「愛、好きだよ。どこにも行かないで。愛がいないと寂しいから…」
2人の距離が近づき、キスした
感じる熱
もう絶対に離さない…から
覚悟してね
突然…こんな…
なんで…?
本当なの?
私なんかでいいの?
素直に伝えたら
幸せな明日が待ってる?
熱い声
まっすぐな瞳
なんて幸せな
幸せ過ぎて夢みたい
もう離れたくない
いつだって私を好きでいてね
ずーっと…
ぎゅっとしていてね
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詩音の突然の告白に、戸惑いを隠せない愛里
兄妹の関係のはずが…突然変わる?
「好きだよ。」なんて言われたら、泣くしかないよね
泣いてる愛里を抱きしめる詩音の広い背中、力強い腕、少しずつ近づき、ゆっくり始まる恋
温もりがうれしくて、幸せで、大好き…もっと好きになっちゃった
私にもドキドキの恋が見つかった
しーちゃんが大好き
今までと何も変わらないのに
何もかもが変わった
戸惑いもときめきも
どっちも本当の気持ち
あなたと一緒に過ごす
な…なんでか嬉しくて
涙がこぼれた
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初めて2人だけで過ごす
今までとかわらないのに…
嬉しくて涙がこぼれた
ずっと兄だと思っていたけど、今日からな恋人
急に変わった関係に戸惑う
こんな風に一緒に過ごすなんて、夢みたい
大好きな詩音がいれば、それだけでいいよ
十分幸せ
お前の涙なんて見たくない
でも…
幸せな涙なら
泣いちゃうくらい
俺のこと好き?
どんなことがあっても
もう気にしない
お前と一緒にいたら
すぐに幸せになれるから
これから始まる生活
2人だけの時間
どんな時も
一番近くにいて…
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朝早くに目覚めた
隣には愛里が寝てる
寝顔もかわいいなー
夢じゃなかったんだ
そっと抱きしめる
もぞもぞと起きて、ふにゃって、可愛らしく笑って「しーちゃん、おはよう」
かわいすぎて、言葉のかわりにキスした
愛里…俺のものだから…
たまらなく愛おしい
夢みたい
涙…
「幸せで…」って、泣いちゃうくらいに俺のこと好きってこと?
涙は、俺の前だけにしてね
あれ…?
なんか…やっぱり…
迷惑だった?
今…一瞬…
壁を感じてしまった
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気づいたら、一緒に過ごして…
でも、いつかは…離れていってしまうかもしれない…不安がよぎる
「いつかは…」って、もう少しで口を伝いそうになったけど、離れがたくなる気がして、飲み込んだ
「料理の仕事をしたい」って、詩音に話した
初めて見る顔…そんな怖い顔しないで…
無意識だと思うけど、怖い
壁を感じてしまった
やっぱり
お前の笑顔はかわいい
素直でかわいい
そんなお前が好き
こんなにかわいいお前を
他のヤツに好きになられたら困るから
このまま
どこにも行かないように
ここに閉じこめてしまいたい
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いつでもかわいすぎて、ゾクゾクとしてたまらなくなる。またいなくなってしまったらどうしよう、不安でたまらない。
一緒に住んでる、この部屋に閉じこめてしまいたい。