初めて会った時から
今も変わらない
ずっと…ずーっと
変わらずに好き
重なる唇
キミを抱きしめていると
体温を感じていると
安心する
キミは今…も
オレのこと好きなんだね
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今日も病室で眠る春人
唇に感じるぬくもり
あ…愛里、帰ってきてくれたんだね
嬉しくなって、ぎゅっと抱きしめた
そのまま出ていってしまう愛里、やっぱりまだ俺のこと好きなんだね
嬉しくなって、そのまま寝てしまった
もう一度起きると、誰もいなかった
でも、唇に体に感じるぬくもりは…
寝ぼけていた春人は間違っていた
愛里だと思った相手は、大学の子だった…
ますます愛里とこ距離が開くとも知らずに…
何を期待してたん…だろう?
もう彼女ができたんだ
あんまりショックじゃなかった
恋がさめるのって一瞬…
女の子と仲良くしてる
珍しい光景じゃない
あなたが幸せになりますように…
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またママのところに写真が送られてきていた
春人の病室でキスして、抱き合う2人
別れていたし、あんまりショックじゃなかった
でも、これが真実なんだね
愛里のこと好き…なんて言いながら、彼女がいるって…
これって、今までの人と変わらない
私が浮気相手だったってこと…?
ショックは受けなかったけど、恋がさめるのって、一瞬…
きっと赤ちゃんができて、迷惑かけたんだろうな、彼女と幸せになってくれたら、いいね
もう、二度と会わないと、決意した愛里
心配させんなよ…
アイツがお前を傷つけるのなら
奪うから…
あんなヤツに絶対に渡さない
これからはオレが守るから
ずーっと笑顔でいてくれよ
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母さんが遊びにきた。なんだか浮かない表情…
アイツが女と病室でキスして、抱き合う写真
愛里のこと…まだ好きだったんじゃねーのか…
愛里を傷つけるヤツなんかに渡せない
これからはオレが守るから…
こんな状態で、想いを伝えることなんてできない。今は優しい兄貴でいてあげる。愛里の笑顔を見ていたいから。
いくつも…恋をして
いくつも…失敗して
だから…今…
悪いことしか考えらんない
もう自分に自信がない
でもこのまんま終わりたくない
間違ったって…なんだって言うんだ
沢山後悔したんだから
きっと…次こそ…は…
もう恋しない…なんて言わないよ
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いくつも恋に失敗してきた愛里
悪いことしか考えらんない
でも、このまんまじゃヤダ
今までの失敗を次にいかしたい
もう恋しない…なんて言わないよ
つらい時
支えてくれたのはあなただった
笑顔にしてくれたのもあなただった
期待しちゃいけないのに
手を差し伸べられると
思わずすがってしまいそうになる
あなたのそばにいたい
あなたの隣で笑顔を見ていたい
ずーっと一緒にいてくれたら
どんなに幸せなんだろう
あなたはいつも…
突然私の心の中に入ってくる
惹かれていく気持ちを止められない
涙が頬を伝う
もう少し…
もう少しだけでもいいから…
あなたと一緒にいたい
でも…こんなことが
いつまでも続かないって
わかってる
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つらい時、いつも一緒にいてくれたのは、詩音だった。詩音の隣にいると、笑顔になれた
詩音の温もりに、心を預ける
1人では乗り越えられないことも、詩音がいてくれたら、きっと乗り越えられる
何も考えずに、ただ純粋な気持ちで詩音の隣にいたかった
でも、こんなことがずっと続かないって、心の底ではわかってる
お…お前…
なんで…泣いてんだよ
そんな風に泣かれたら
ほっとけないだろ
ずーっと一緒にいるから
1人にしないから
泣くな
お前に一番近い
この場所で
毎日…一緒にいるよ
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早く帰ってこれたから、ケーキを買って、家に帰った
愛里は自分の部屋にいるのか…
「ケーキ買ってきたから、一緒に食べよう」って、部屋に入っていった詩音
詩音「どうした?」
愛里「なんでもない」
詩音「どうして、泣いてんだよ」
愛里「…っ」
明るく振る舞ったって、やっぱりアイツのこと忘れらんないってことなの…?
愛里「暇だったせいか、お昼寝しちゃったら、夢を見たの…お前なんかと一緒にいられない…
って、しーちゃんがいなくなっちゃったの」
そして、また泣きはじめた
今の涙は、俺のせいだったんだね。俺、嬉しいよ。うれしー…
ぎゅっと抱きしめた
詩音「ずーっと一緒にいるから、1人にしないから…泣かないで」
なんで、こんなかわいいこと言うんだよ。かわいすぎて困るよ
愛里「ずーっと一緒にいたい」
愛里に一番近いこの場所で、毎日一緒にいるよ
強く抱きしめた腕の中、温もりがうれしくて、幸せで
愛里…お前に出会えてよかったよ
笑顔もかわいいけど、俺のために泣いてくれるなんて、かわいすぎるよ
俺なしじゃ生きていけなくなってよ
俺、わがままで、欲張りだから、この気持ちをどうにか隠して、抱きしめる
見た目とか中身とかに惹かれるんじゃなくて、愛里だから…愛里と一緒にいられたら、今はそれだけでいいよ
本気にかわいすぎて困るよ
真剣な顔
こんな顔初めて見た
世界が違う
そばにいたから忘れてた
こんな気持ち
今は…
ここにいたくない
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詩音から、台本忘れたから届けてと言われて、届に行った
真剣な顔で…
仕事場の詩音つまてこんな…感じなんだ
一番かっこよかった
「何よ…あの子…」まわりの人達が話してる
浮かれてた愛里…場違いな事に気づいた
今はここにいたくない
終わったら一緒に帰ろうって言われてたけど1人で帰った
でも、このまんま家に帰る気になれずに、ママのところに帰った
近くに…
もっと…
なにやってるんだろう…
私…
普段の姿を知ってるのは
私だけなんて
そんなこと思っちゃうのは
好きになっちゃったのかな…?
でも…
釣り合わないって
住む世界を目の当たりにして
今まで見ないようにしてたものが
目に入ってきた
今のうちに
私から離れた方が
ううん
いつか離れる時がくるなら
今のうちに離れるほうが…
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今日は学校が休みだから、詩織の家に遊びに行った
誰にも相談できなかった、詩音への気持ちを相談する。やっぱり…恋なのかな…
そして、詩音の仕事を見て、場違いだと感じたこと、離れた方がいいと感じたことを相談する
詩織、いつのまにか彼ができたんだ…
相手はどんな人なんだろう…?
気になってしまう
恥ずかしながらも、教えてくれた…びっくり…
まさか、お兄ちゃんだったなんて
びっくりしたけど、嬉しいな
詩織に話したら、気持ちがスッキリした
詩織「私もいるし、戻っておいでよ」
もう会う必要はない
わかってた
何か言葉をかけたかったけど
跳ね返されるのが怖かった
何も言えずに終わった
期待なんかするものじゃない
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ずーっと一緒にいられると思って、浮かれていた。だから、仕事を復帰して離れるのがつらくて、忘れ物を届けてもらうことにした。仕事が終わるのを待ってもらって、一緒に帰って…どこかで一緒にご飯食べて…なんて、勝手に予定してた
それなのに、いつのまにかいなくなっていた
メールに気づいた…ママのところに戻ります。もう怪我も治ったし、大丈夫だね。って
ずーっとって、怪我が治るまでってことだったの?ずーっと一生いてくれることだと思っ手他のに、まさか、こんな突然…
せっかく仕事も始まったのに…
愛里がいなくなってしまった