「でもまぁ、特別なんて言ったら誤解招くからな、親しみやすいとでも言っとくか!」
「ふふ、てきとー」
「…やっと笑ったな」
「え?私、普通に笑ったりしてましたけど」
「そーじゃなくて…」
ポンッと頭に先生の手が乗った。
「お前の自然な笑顔が見れた」
「!」
ホストですかこの人!!
てか手…!
は、恥ずかしい…っ!
「なーんか俺に対してぎこちなかったからさ、上原だけ」
「そ、そうですかね」
それは先生のせいだばかやろー!!
「いろいろ大変だと思うけど、これから1年間よろしくな!」
「あ、こちらこそ!」
「そんじゃ、もう暗いから気をつけて帰れよ」
「はい、じゃあ失礼しま…」
「あ、上原」
扉に手をかけた瞬間呼ばれる名前。
「俺に惚れちゃった?」
は、はいいいいいい!?!?