わたしは、答えられずにいた。
「これだってね、お母さん毎日毎日働いて稼いで買ったんだよ。
毎日副社長にも部長にも怒鳴られて。
誰のためだと思ってんの?
あんたのためじゃない。
迷惑かけないでよっ」
言いたいことだけ言って、彼女は寝室に戻った。朝8時少し前に出勤する母より、7時半に家を出るわたしの方が早い。
わたしは、制服を着て中学校に向かう。
パンの置場所は、結局どこか分からなかった。どこから出したのかも、寝ぼけていたのか覚えていない。
「これだってね、お母さん毎日毎日働いて稼いで買ったんだよ。
毎日副社長にも部長にも怒鳴られて。
誰のためだと思ってんの?
あんたのためじゃない。
迷惑かけないでよっ」
言いたいことだけ言って、彼女は寝室に戻った。朝8時少し前に出勤する母より、7時半に家を出るわたしの方が早い。
わたしは、制服を着て中学校に向かう。
パンの置場所は、結局どこか分からなかった。どこから出したのかも、寝ぼけていたのか覚えていない。