「ふーん。てか、あのバカップル置いて帰りたいんだけど。」
『ぶはっ!わかる。俺も思ってた。けど、ここまで来たし1時間だけ付き合おうぜ?』
そう。なんだかんだでカラオケについて今、匠と綾が受付してくれる。
「うん。わかった。」
『そんで、もし…嫌じゃなかったから俺と二人で1時間したら帰らね?』
ふと、そんなことを口にしてた俺は心臓がドックンドックン鳴ってる。
「…………………。」
なっ、なんかいえよ!
『いや、嫌ならいい。』
「いや…じゃ……い」
『えっ!?』
何て言ったんだ??
そんなことを思ってたら…
「いやじゃない。1時間したら帰る。」
『おう。』
華と帰る約束をした。
なにはなそう。せっかくのチャンス。
頑張るかな。すこしくらいは。
『お~い!俊矢!!!華!!3号室だってよ!いこーぜー!!』
『あぁ。』
返事はしたものの俺は1時間後に華と二人になれる…。
それだけなのにここにきてよかったと浮かれていた。
誰にも気付かれないように…