「え、えっと……」



これは事故?


故意的?





「えーっと……」



こういう場合、どう反応したらいいか……。






「大橋先生……」

「は、はいっ!!」

「また…来ます。それでは…失礼します……」



照れくさそうに、頭を下げて。

夏依ちゃんは走って診察室を出て行った。







「おーい、なんか夏依ちゃんが真っ赤な顔して帰って行ったけどー?」



しばらくして、純が来た。




それでようやく我に返って……。






「ど、どうしよー!!!」



ガラにもなく大絶叫。