痛みを与えないように、少し削っては手を止めて、を繰り返しながらゆーっくり進めた。 その結果、痛みを与える事なく無事に治療する事ができた。 「お疲れ様でした~。すっごく偉かったね」 そうだ。 ご褒美あげなくちゃ!! 「夏依ちゃん、あげる。今日のご褒美ね」 「これ、は……」 「イチゴ飴だよ」 あやちゃんが大好きな飴……。 「はぁ~」 「大橋先生…大丈夫ですか…?」 「…うん。何とか……」