「無理あるだろ。俺は小林みたいに坊主じゃねぇし。よく見ろ、ちゃんとわしゃわしゃ出来るほどの髪はある」


『っ!?』


「何だろ、その今知りましたよ的な驚く顔は」


『み、宮田なんだな!?ほんとに宮田なんだな!?』


「そうだ成瀬。正真正銘の宮田空也だ」


『分かっていた。俺だけはわかっていたさ!!』


「お前、今日はもう帰れ」