開けてみると、あやからがほとんどでなんだかいつもとは違う雰囲気が文字から感じ取ることができた。



【ひかる~試合終わった?ちょっと話があるんだけど】



【今からひかるの家に行ってもいい?】



【帰ってきてなかったらお家の前に待ってるね】



「え…ちょっと待って!もしかして!」



あたしはスマホをその場に置いて、玄関に走り出した。



目の前にはドアを開けようとする相ケ瀬くんの姿があって



あたしは大きな声で「開けちゃだめー!」と叫びながら、相ケ瀬くんのところに飛びついた。



だけど、それは一歩遅かったみたいであたしたちの目の前には大粒の涙を流すあやの姿があったんだ……。