「もう!だったらもっと早くフォローしてよ!いじわるー!」
背中に向かって、思いっきり叫ぶともう相ケ瀬くんを見ていたくなくてあたしはリビングに行ったんだ。
リビングにあるダイニングテーブルにはメモが1枚あって、手に取ってみるとこう書いてあった。
【ひかるへ 宅配便届くから、受け取っておいてね!】
「宅配便ね…」
そのうち来るよねと思いながら、あたしは夕ごはんを作るためにキッチンに向かった。
今日は久しぶりにお好み焼きでも作ろっかな。
キャベツを切りながら準備を始めると、タオルで髪を拭きながらリビングに相ケ瀬くんが来て、あたしがさっき確認したメモを見ていた。