「は?今、言ったの相ケ瀬?」
「あぁ、悪いけど俺はずっとこの日を待ってた」
周りのみんなはびっくりしすぎて何も反応できていなかった。
でもあたしにはなんとなく分かる気がする。
相ケ瀬くんは両親から離れてまで、サッカーをするためにこんな知らないあたしの家まで来たこと。
それに高校入学して数ヶ月しか経ってないのに、すでにもう次の道を明確に決めてる。
きっと彼は……ずっと一年生の誰よりも試合に出たかったんだ。
「あ、相ケ瀬?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…