スタンド席で応援していた部員たちも中にすでにいて
それから間もなく、先生もロッカールームに来た。
「負けたな。これがお前たちの実力だ。
最初の先制点でこの試合が終わったと言ってもいい。
こんな出しきれない試合、見てて何度も帰りたくなったよ!
いざとなった時にシュートは決められない。
それで青山第一に勝って、全国に行きたいって?
無理だよ!無理!今のままだと咲坂にだって負ける。
明日からはユニフォーム着させなかった一年もどんどん使うから体ちゃんと作っておけよ」
「「は、はいっ!」」
間宮先生は最後に「早くロッカールームから出るように!」という指示を出して先に出ていった。
夏の大会はこうして終わりを告げたんだ。