「あーちゃん!また黙って入ったの?」

「えへへっ」

「なにがえへへっだ!
僕、怒られるのごめんだよ!」

「いーじゃないっ
バレなければ。」

少女は得意気に話す。
少年は心の中でため息をつく。

「やれやれ...今度か「忘れてた!」

少年は呆れた視線を送る。

「プレゼント持ってきたよ!」

少女は今度は誇らし気に話す。

少年もさっきから気になっていた、大きな箱についてだった。

「何か当てたらあげる!」

少年は当然もらえるものだと思っていたのか、心なしかがっかりしている。