立ち上がり、箱の中身を確認するとホッとしたように微笑んだ。 重い扉を開ける。 中からはツンとした消毒の臭い。 少女は迷わず廊下を進んで行く。 階段を上がり突き当たりの角を左に。 そこから三つ目の扉を開く。 「ひーくんっ!」