サクッサクッサクッ 白い絨毯を踏みながら必死に前に進んでいる。 寒さで頬を紅くした少女は1人で抱えるには大きすぎる箱を抱え、雪降る道を歩いていた。 過ぎて行く人は心配そうに少女を見つめていた。 それでも、誰1人として声をかける素振りは見られなかった。