「……え」

な、何で……

何で友禅君が?


リビングに下りると何故か友禅君が椅子に座って、一緒に朝食を食べていた。


「あ、おはよ。好香ちゃん」

こ、好香ちゃん!?

いつからそんなあだ名……。


「好香ぁ。昨日家の前で喋ってた男の子ってこの子でしょ?いつの間にお友達になったのぉ?こーんなイケメンと♪」

出た……お母さんの猫なで声。

このモードのお母さんはイケメンを見て、興奮しているってこと。


「イケメンだなんてそんなことありませんよ、お母さん」

ちょっとちょっとちょっと!

何仲良くなってるの!?
なんか凄く仲良いんですけど!?


「好香ちゃん。今日一緒に学校行かない?1人じゃ心細いでしょ?」

「え?でも……学校……」

学校違わなかったっけ?


「あれ、言ってなかったっけ?俺、転校したんだ。好香ちゃんの学校に」

「え……」

えぇ!?

そうだったんだ……。