その日の放課後、来斗と2人で帰ることになった。
しかし、今日の七海の話が頭から離れず何も話すことができなかった。
その時の私の顔は真っ赤になり、顔が暑かった。それを隠すために下をずっと見ていた。
そのことに来斗は何も言わなかった。
いや気付かなかったのかもしれない。
その時の来斗の顔は青くなっていたという。
それを私が気付いていれば来斗は…
下なんか見てなければ…

私の顔は次第に赤くなり、来斗の顔は次第に青くなっていた。
それは2人が比例しているようだった。

来斗の命のタイムリミットはもう短くなってきていた。