守りたい人


美晴「着いたよー」

月斗「おじゃまします」

太陽、柊「おっじゃましまーすっ」

美晴「どうぞどうぞー!」

美晴「まってね、多分風呂3人行けるからすぐ沸かす」

太陽「3人って、おれら3人ではいんの?」

柊「はいんの?w」

月斗「入るのか?w」

美晴「え、はいってよ。じゃないと私が入るときぬるくなってんじゃん」

太陽「はい…」

柊「美晴?せめて太陽と月斗は兄弟だし」

美晴「あ!そっか!2人は別でいいよ」

月斗「あ、ありがと」

太陽「じゃおれら先入るわ」

美晴「どーぞどーぞ!」





月斗「なんかごめんね?泊めてもらっちゃって」

美晴「だいじょーぶ!それより月斗って高3でしょ?」

月斗「そうだけど」

美晴「頭良いー?」

月斗「いや、どうだろ」

美晴「あの、出来れば勉強教えてくれないかな?」

月斗「い、いいけどなんで?みんなとやれば…」

美晴「私、東大狙いなの。だから勉強」

月斗「高校入ったばっかりで大学考えてるの?!」

美晴「うん。東大に行きたいんだ。どうしても」

月斗「じゃあおれの出来る範囲で教えるけどなんで東大?」

美晴「東大って頭いいじゃん?東大行って、親に伝えたいの。私、まだお母さんが生きてる頃、頭良いね。東大行けるね。って」

月斗「…」

美晴「その頃は東大って知らなかったけど東大はお母さんとお父さんが出会った場所なんだって」

月斗「なるほどね。おれにできることなら協力したいな。それに」

美晴「…?」

月斗「美晴っていい子だよね。うん。おれも東大行こっかな」

美晴「え?」

月斗「おれ、大学決まってなくて困ってたし、同じとこ目指しながら勉強ってよくない?それにおれも東大行きたくなった」

美晴「ふふっ。じゃあ一緒に頑張ろうね!」

月斗「ああ。一緒に…」

太陽「なーに話してんのー?」

月斗「うわぁぁあ!」

柊「一緒に…なに?」

美晴「あのね大学…」

月斗「み、美晴!言うな!お、おれは風呂に行ってくる!」

太陽「なにあれwなにかあったでしょ?」

美晴「?????」

柊「月斗おもしれー」

美晴「?!?!?!?!ふ、」

太陽「ふ?」

美晴「服を着ろーーー!!」

太陽「あ、ごめん」

柊「つい」

美晴「もぉ!」

月斗「上がったぞ」

太陽「はやっ」

美晴「早いね。わたしも入ってくる」

月斗「おー」




太陽「なーなー。美晴となに話してたんだよー?」

月斗「な、なにもっ」

柊「月斗ってさ、絶対美晴に惚れただろ?」

月斗「ほ、惚れた?」

太陽「え、まじで?」

柊「お前ら兄弟、ほんと鈍いよなーw多分美晴とお前ら以外の豪とか佐紀はみんな知ってるって」

月斗「なっ?!」

太陽「兄貴まじかよ?!」

月斗「か、かもしれないが」

柊「やっぱりなー。そしてさらに言えば」

月斗「ま、まだなにか?!」

柊「太陽のほうだよ」

太陽「おれ?!」

柊「ああ。多分お前も月斗より前から美晴が好きだろ?」

月斗「は?!おれよりまえ?」

柊「予想だと、今日、教室で美晴が佐紀を助けたときかな?」

太陽「し、柊。こわいからやめろ」

月斗「太陽、ほんと?」

太陽「しらねーけど、美晴は守りたいって思う」

柊「それが好きだろ?」

太陽「かもな」

柊「兄弟そろって好きとかw」

月斗と太陽は目を合わせる

すると


美晴「あがったよー」

柊「美晴っ」

月斗「あ、おう」

太陽「は、はやかったな」

美晴「そう?」

柊「美晴は風呂長かったろw」

美晴「だよね!多分30分くらい」

月斗「そ、そうか」

柊「二人とも面白すぎwwww」

美晴「何があったのー?」

太陽「なにも!なにもないから!!!」

美晴「ならいーけど」

月斗「も、もう遅いし寝よう!」

美晴「そだね!って、柊寝るのはやっ?!?!」

太陽「はやっ?!?」

月斗「眠かったんだろーな」

美晴「寝よっか」

「おやすみ」

ふと窓から見えた空はきらきらと星で溢れていた