屋上に着くと2人並んでベンチに座った。 「ごめんね、歩未・・・」 「いいの。私だっていっぱい助けられてるんだからさ」 歩未は私の肩をそっと抱いた。 距離が近くなって 歩未の匂いがした。 優しくて 甘い匂い。 「今日も空が…綺麗だね」 歩未のその言葉に あの時が思い出されて 「っ…うっうわぁぁぁん…」