洗い物を済ませ、私は先にお風呂に入らせてもらった。

お腹がいっぱいすぎて、ケーキは明日の朝に回した。
ゼンさんがお風呂上がったら、お茶くらいは飲もうかな。

みなみのお風呂は夕方に済ませている。
あとは、ゼンさんがお風呂の間にみなみの寝かしつけに入ろう。

ゼンさんからみなみを受け取ろうとすると、ゼンさんがしーっと小さく呟いた。

見下ろせば、みなみはうとうとと眠りそうだ。
私の腕の中に入れられると、暴れることもなく、そのままふうっと一息ついて眠ってしまった。

私たちは顔を見合わせる。


「午後も寝たり起きたりだったから、まだ油断できないね」


「そうだな。しかし騒ぎすぎて、いよいよ体力の限界かもしれないぞ」


小声で夫婦内線を終え、ゼンさんはお風呂に行った。

私は寝室に行き、そーっとベビーベッドにみなみを降ろした。起きる気配もない。