「みなみちゃん、元気がいいんだと思うわ」


「でも、ホント寝ないんだよ。今、お茶できてるのが奇跡ってくらい。ねぇ、純誠くんって夜どのくらい寝るの?」


美保子さんがうーんと上を向いて考える素振り。


「夜寝る前に飲ませたら、夜間授乳は2回くらいかしら?1回の日もあるかも」


2回か1回!?

ナニソレ!!


「う……うち、1時間置きに飲みたがるよ。回数、数え切れないくらい……」


「それは大変だわ、今日も寝不足なんでしょう。連れまわしちゃってない?大丈夫?」


「それは、全然。眠いけど、美保子さんと話してるとちょっと安心するっていうか。あーでも、羨ましいなぁ!!」


私はテーブルにガンと額をつけて突っ伏した。
授乳1回!
そんなミラクル、どうやれば起こせるの?