私は一瞬にして後悔の虜になった。

ああああ、こんなことなら、ベッドで寝ておくんだったぁぁぁ!
ソファで寝落ちたって、身体休まんないよぉぉぉ!


「ゼンさん」


私はまだ朦朧とする意識と、中途半端な休み方をしてしまった後悔で、頭の中が混乱していた。
まだぐっすり眠るみなみをソファの座面にどさっと置く。
普段よりずっと無造作に。
みなみは起きない。

そして私は、こちらを覗き込むゼンさんの首に両腕を回した。



「ゼンさん、しましょう!」


「は!?」


呆気にとられたようなゼンさんの顔。
構うもんか、チャンスじゃん。
こんなによく寝てるみなみ、なかなか無いよ!?


「エッチしましょう!今ならみなみ寝てます!」